このレビューはネタバレを含みます
主人公である頑固じいさんのアーサーが、亡き妻のためにコーラス隊に参加して頑張るお話。
んーまあ...。いい話ではある。
なんだかんだ言いながら妻に優しいアーサーがかわいい。
OAP'Zメンバーが足腰を痛めやすい描写は笑える。
死にゆく妻マリオンが最後までおしゃれで気品ある。彼女がOAP'ZのコンサートでTrue colorsのソロパートを歌うシーンがじーんときた。そこが一番よかった。
ただ、そこ以降は、アーサー悩みながらももう少ししっかり頑張って欲しいなあと思うし、どこか筋書きが出来過ぎ感あるし、あまり感情移入できなかった。アーサーのソロパートは本番でいきなり合わせたの?あんなに舞台に勢いよく出てきたのに歌い出しでためらうのもよく分からん。
それから、指揮の先生の失恋話は唐突な感じがした。アーサーと先生が親しくなるきっかけの出来事が必要だったんだろうけど。先生の、子供か老人しか話し相手がいないという設定は流石にあり得ないんじゃないか?
アーサーと息子ジェームスの確執が後半では氷解していくけれど、そこももっと上手い演出あるんじゃないかなあと思ってしまった。細かいことにこだわりすぎ?
冒頭のコーラスはいいなと思ったけど、その他はあまりコーラスをしっかり見せるシーンがなかったような気がする。
邦題の「アンコール」も何を意図しているのかよく分からん。