あお

海がきこえるのあおのネタバレレビュー・内容・結末

海がきこえる(1993年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

視聴済みだけど映画館で観られてよかった!

この思春期特有の一過性同性愛じみた杜崎→松野の心情描写が結構好き。里伽子を通して変化していくふたりの関係性がね…夏目漱石の『こころ』然り、男2女1の三角関係によって形成されるホモソーシャルっていうのかな。様式美ですよね。

随分昔に観たのでストーリー結構忘れていたんだけど、バスタブで眠るシーンはよく覚えていた。
全編通して基本的に杜崎くんいいやつ過ぎる、、!物語はすごく好きなんだけど、里伽子はと聞かれると…うーん笑
でも垢抜けた感じの美人が奔放に振る舞っていたら、男性は目が離せないのかもしれないなと思いました。

いい女感ある清水さんがたしか、
「昔はクラス替えで嫌いな子と一緒になると最悪だった。でもそれは世界が狭かったからで今(同窓会時)会ってみるとただ懐かしい」
みたいなこと言ってて。いいなーと思った。

学生時代つらかったことって、たしかに今振り返るとそんな大したことじゃない。ということは、今つらいことも年を重ねればあんなこともあったなーって思えるようになるよなって。
まあ当たり前のことなんだけど、清水さんのおかげで再認識できたよ。ありがとう。
あお

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