Yolice

海がきこえるのYoliceのレビュー・感想・評価

海がきこえる(1993年製作の映画)
3.7
" 高知・夏・17歳 僕と里伽子のプロローグ。"


ふと久しぶりに見たくなったのでレンタルショップで借りてきました

氷室冴子による同名の小説が原作

劇場公開用ではなくテレビスペシャル用であること、若手へのチャレンジ作品だったことなどもあり、他のジブリ作品とは結構雰囲気が違う印象

同窓会の案内と1枚の写真を見て思い出す高校時代の思い出
17歳という大人になる一歩手前だからこそ背伸びしたくなる多感で繊細な時期、そんな時期を迎えた男女の話

初めてこの作品を見たのはたしか小学校低学年の頃で、当時はいまいち良さがわからず…
この歳になって改めて見直して、青春の青臭さとか色々感じるものがあって、あぁこうやって私も歳を重ねていくんだなって思う夏

振り返ったときに全てが正解だったと思える人生なんて存在しないし、間違えの積み重ねが今思えば青春だったんだなって
卒業アルバムのページを捲るときのような懐かしさを感じる作品


2024.03.16 @ル・シネマ渋谷宮下
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