ペトラ・フォン・カントの苦い涙の西東京のレビュー・感想・評価

大学図書館の小さいテレビで見て以来久々に見たらオシッコ漏れるぐらい面白くて幸せ。恐らく何かしらの頂点。
寝室のみ、しかも部屋の3割ぐらいはベッドで埋まってる狭い空間からカメラが出て行かないのに、嘘臭くてあり得ない構図、マレーナの顔クローズアップ、ぶつ切りカットのタイミングとかギャグスレスレの力技で勿体つけた動きの演劇に映画が抵抗してる。しかしラストで映画は演劇に迎合、ペトラと共に敗北のカタルシス。