mm

TOKYO TRIBEのmmのレビュー・感想・評価

TOKYO TRIBE(2014年製作の映画)
4.5
染谷将太くんに惹かれて観てみました
初めはラップの違和感にすぐ観るのをやめてしまいましたがもう一度観てみるとすっごく面白い!

なんといってもキャラが濃い!
出てくるギャング達が格好良すぎて終始興奮しっぱなし

鈴木亮平さんの肉体改造も相変わらずすごいですね。ムチムチのマッチョでとても格好良くてセクシーでドキドキしちゃいました

初めは違和感がありましたがミュージカルみたいにラップで物語が進んでいく感じ、とても耳に心地よくてリズム感良くたいへん楽しく鑑賞することができます

ラップも区域によってリズミカルだったり歌に近かったり言い回しや韻の踏みが面白い。


原作コミックがあるようですが
映画単体としてなら楽しめると思います。

設定に対する説明が曖昧だったり過程をすっぽかしたりと、ところどころの穴抜けが気になります。
主人公も海ですがほぼ敵側(メラ視点)の話となっています

予告を観てみましたがあれは予告詐欺ですね笑
上手いことまとめられていましたが
本編を見てから予告を見ると全く別のストーリーに見えてしまいました

予告は海たちのストーリーに見えますが実際はムサシノSARU側のストーリーはほぼ皆無で全くと言っていいほど感情移入できません。


作品自体はとても面白かったしキャストは豪華で本当にひとりひとりのキャラが魅力的。
ですが少し原作に甘えている気もしました
原作を観てから見た方が空いた穴を補いながら見ることができるかもしれません。


あと竹内力さん演じるブッバさん、
原作の方のビジュアルを見てみましたが
映画の方は少し酷いですね

演技は気持ち悪いです。ドン引きします(いい意味で)
顔が引きつってしまいました。思わず。

竹内力自体がもうドンみたいな雰囲気ありますが、原作に対してイカれたマフィアみたいな感じはあるものの下っ端感が否めません。ちょっと勿体無いなぁ



とはいえ全体的に本当に満足のできる作品でした!世界観がもう素敵ですね。
池袋、新宿、渋谷、歌舞伎と東京が舞台ですが東京の面影はほとんどなくアジアの路地裏のような街並みが滾ります。

その各区域を支配するギャング達のラップ争い、最高です。

同じく染谷将太くん主演のヒミズの監督さんの作品だったのですね。
通りで面白いはずです


物語のアラは目立ちますが設定は最高に良いです
mm

mm