某誌の年間トップ10入り作品なので、興味津々で鑑賞して、納得の余韻。
軽い気持ちで始めた巫女が新興宗教化し、そこに生じる葛藤や綻びを巧みに描くのだが、そう、やはり某カルト教団を意識させ、他にも新興宗教は多々ある訳で、その人々はこの作品をどう見るのだろうか。
"本物とか偽物とか関係なく、すがるものが必要。"って台詞が実に印象的で、何だか妙に納得。
さらに、やはり因果応報って言葉も頭に浮かぶ。
そして、あの済州島での史実は見入ったが…やっとルーツに辿り着いた彼女の人生はこれからが本物かな。
玄里の瑞々しさがいい。