ニール・ヤングのカナダ帰省ライブを、ジョナサン・デミ監督がドキュメンタリー風に映画化したもの。
ニールの映画というと、ジム・ジャームッシュ監督の『イヤー・オブ・ザ・ホース』があるが、あちらはクレイジー・ホースというバンド賛歌の傑作だった。こちらはバックバンド無しの完全ソロ・ライブである。
当時の新曲もいいけど、やはり音楽の神が降臨したような70年代の名曲に感動する。特に、パイプオルガン弾き語りの「アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ」と「ヘイヘイ・マイマイ」が素晴らしい。
見た目は頑固ジイさん風になったが、鋭い目つきと声は昔のまま。いつまでも元気で歌って欲しい。