ももさく

真木栗ノ穴のももさくのレビュー・感想・評価

真木栗ノ穴(2007年製作の映画)
2.9
霧のかかる洞窟を杖をついた老人と女性が歩いていた。

場面かわり、ぼろアパートで小説を書く男性。最後の連載の仕事も終了した。

飲食店で働く女性に声をかけられ家でお風呂入ってかない?と言われ入った後、家に帰ると部屋が荒らされていた。



真木栗勉(西島秀俊)40歳の貧乏不摂生生活の小説家。

水野佐緒里(粟田麗)真木栗の隣人。

浅香成美(木下あゆ美)出版社で働く。

佐々木譲二(北村有起哉)真木栗の隣人。

沖本シズエ(キムラ緑子)飲食店で働く。

水野貞男(田中哲司)佐緒里の元夫。

赤坂栗生(小林且弥)出版社の真木栗担当だった。

細見貢(尾上寛之)置き薬の営業をしている。

秋田健(大橋てつじ)宅配便の男。

森本飽夫(利重剛)浅香の上司。

他登場人物→佐々木譲二の彼女(佐久間麻由)
杉村一成(谷津勲)柴田実(永田耕一)飯田時子(松金よね子)他。


ずーっとclipしてて西島秀俊ファンとしては見たかった作品。ゾンビレベルに顔色が悪い西島秀俊が見れるエロホラーサスペンス。

相当古い設定だと思われる。昭和レトロと言うよりもなんだか汚らしい。

実際の作家さんも自分で見た物とかから書くもんなのかな…。そもそも隣人も穴に気付かないもんなのか?。

喫茶店の支払い、置き薬屋の頭痛薬、チキンラーメン、トマト、大きな蜘蛛、変態プレイ、1ヶ月も印象的。

   「作品に惚れても作家に惚れるな」

エロって部分はAVかよってくらい現実離れしてるように私は感じましたね。はじめましてでお風呂とか、ヤッちゃうとか…ちょっと分かんない。

なーんも考えず見てると後半面白くなってくる。

見終われば何が正解なのかは明確には分からない。多分見る側が決めるんだと思われる。

よくわかんない異常な程猫背の爺さんと女性が霧っぽい洞窟通るとか、なんとなくジメーっとしてて日本の怖い雰囲気とかもあったり。

え?えー?ってなるにはなる。けどスッキリは、しない。見て損はない、多分。