エアール

オンリー・ゴッドのエアールのレビュー・感想・評価

オンリー・ゴッド(2013年製作の映画)
3.4
やはりゴズリングはこうでないと…
想いを寄せる相手に手紙を書き続けるわけでもなく、
ジャズに打ち込むわけでもなく、
冴えない探偵をやるわけでもなく、…。
特殊な役には違いありませんが 笑

レフン監督×ゴズリングの再タッグ
となる本作ですが個人的には
「ドライヴ」の方が好きでしたね。

ゴズリングの母親役であり、悪女を演じたクリスティン・スコット・トーマスの芝居はお見事でしたね。


さて
兄弟 ビリーとジュリアンは
表向きはムエタイジムを経営してるが
本業はコカインやヘロイン、ヤクを売りさばく”商売”であります。

ある時
破天荒なビリーが16歳の娼婦をレイプした挙句なぶり殺してしまう。
ほいでその後、ビリーも殺されてしまうんですがね
ーーその現場に居たのは2人。
1人は殺された娼婦の父親、もう1人は絶対的な力を持つ元警官のチャン
ーーチャンにいたっては悪に制裁を、
刀の扱いに長けていて、暴力性も凄まじい。情報を聞き出すためであったり、必要あれば拷問もお手の物 笑

ビリーの訃報を受けて
アメリカからタイへやってくる兄弟の母親であり、”商売”を取り仕切るボスでもあるクリスタル
ーー汚い言葉もなんのその、ダーク感と近寄りがたいコワさがとても良かったですね。

殺した奴に報復をと
金で人を雇い殺しの現場にいた娼婦の父親とチャンの始末を指示するが…
これより血で血をあらう命のやり取り、開幕 笑

ビリーの復讐にどこか乗り気でないジュリアン、
そんなジュリアンを憎み複雑な感情を抱くクリスタル、
ジュリアンの過去と父親を撲殺、
チャンの常軌を逸した制裁、…。

復讐と制裁の先に待つ結末とは。

ゴズリングことジュリアンの幼馴染で娼婦を演じたマイことラター・ポーガームも気になるところ。

寡黙で、感情を表に出さず、
そしてバイオレンス!!
このゴズリングが好きですね、個人的には 笑
エアール

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