【思春期特有のほんのり温かい宙に浮いているような浮遊感】
皆さん学生時代は「イケてるグループ」でしたか?
「イケてないグループ」でしたか?
人って集団社会で生きていく以上どうしても自分の居場所というものを常に意識して生きていかなくてはいけない。
孤独が寂しくてグループに入ってみたけどなんか違うなっておもったり何か居心地が悪くて
自分はここにいていいのか?って思ってあえて独りになってみたり。
学生にとってスクールカーストって特に敏感になるよね。
どうしても人って悩んでいるのは自分だけっておもっちゃう節がある。でもそれは他の人も同じで孤独や悩みを人知れず抱えてる。
アメリカのハイスクールなんて経験したことないけど
ものすごく生々しいよね。
同じテーマを扱ったものとして邦画なら「桐島部活やめるってよ」か。あれもリアルだったなぁ。
とにかくフワフワした空気感。
ほんのり温かい宙に浮いているようでもあるし
底のないプールを漂うような不安感を併せ持ったような感覚。
思春期にありがちな恋愛や進学あるあるネタ。
気になる人がいるのに好きでもない人となんとなく付き合ったり好きな相手に選曲したテープを渡すのってとても懐かしいよね。
テープではなくMDとかだったけどさ。
ああ。学生時代を思い出す…
あの頃はとにかくオリコンチャートに入ってるような音楽なんてダサいって思い込んでて人の聴いてない音楽を探すのに夢中になってた。
この頃って自分の世界を変えた親友や好きな人に出会う時期で思い出すとなんだかとても温かくなる。
原題はThe Perks of Being a Wallflower
訳すと壁の花である特権。
社交の集まりでいつも隅にいる人。
いわば「ぼっち」
そんなチャーリーが高校生のパーティーをきっかけに人生が変わる友と会う。
はみ出し者...そんなはみ出し者の特権って相手の痛みがわかること。自分が寂しい気持ちになった分他人に優しくできる。
こんな友達ってそう簡単にできないし卒業シーズンでの仲間との別れってやっぱり切ない。
それも3人の主役が魅力的だからだろう。
パーシー・ジャクソンを演じたローガン・ラーマンも引っ込み思案な少年チャーリーを良く演じられてる。
ハーマイオニーで有名なエマ・ワトソンのショートカットはもちろん可愛いし
「少年は残酷な弓を射る」のエズラ・ミラーもフェロモン出しててなんだか目が離せないキャラを演じてる。
そして「ロッキー・ホラー・ショー」とかデヴィッド・ボウイの名曲「ヒーローズ」がピタリとマッチしてるんだよなぁ
あちらでは10代に爆発的人気を得たって言うからこれを青春時代にみてたらどう感じたんだろう。
ちょっと観てみたかったな...
まあでもこれ真の底辺ではないよね?(笑)
真の底辺って周りから容姿的にキモがられるのはもちろん
異性と話す機会なんてほとんどなくて携帯の連絡先なんて家族と友達1人か2人だよね?
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