ピースマイル

エンド・オブ・ウォッチのピースマイルのレビュー・感想・評価

エンド・オブ・ウォッチ(2012年製作の映画)
4.2
作り自体が「ドキュメンタリー風」にしてあるせいもあって、いわゆる映画の文脈を無視する構成になっているのが面白い。
普通の映画が「起承転結」で進むのに対し、この映画はそれがバラバラで唐突に展開していくので次に何が起きるのか読みづらい。
もちろん大きな意味での物語はあるので観ていて混乱することは一切ないが、一人一人の人生の価値に強弱をつけずに描くことでリアリティを感じる。
とはいえこの映画のキャッチコピーである「リアル」というよりはあくまで「リアリティ」であって、そこらへんは観客自身がある程度「これは映画だしな」と思いながら観るくらいでちょうどいいと思う。