金も家も地位も美しい妻も愛人も欲しい物は全て手に入れた男がたった1つ欠けていたものが有った…、それは低身長によるコンプレックス。
と言う何となく〝スティーヴ・ブシェミ〟を若くし毒気を取って灰汁を薄めたような主人公が、これまで順調だった歯車が狂い始めると共にあり得ない破茶滅茶な急展開に呆気に取られ笑ってしまうほど。
最後は『ああ、なるほどそうなるか…』となる。
『ミレニアム』シリーズの製作陣でハードルを上げすぎたのは致し方ないとして、馴染み薄いノルウェー映画も残念ながらその国柄ならではの色は見えない。
しかし物語の本筋は悪くはない..★,