もうひとりの息子のOsamuのレビュー・感想・評価

赤ん坊が入れ替わって18年後に分かったということ自体が受け容れ難いのに、それがパレスチナの地に住むアラブ人とユダヤ人の家族の間で起こるという悶絶。

もっと難しいはず、と思いながらも希望を受け取った。聖地なる土地をめぐる両地域の確執を、そこに住む人間の問題として考えることを促しているように感じた。

終盤の歌と検問所までの車の中で交わした挨拶にグッと来た。