垂直落下式サミング

テルマエ・ロマエIIの垂直落下式サミングのレビュー・感想・評価

テルマエ・ロマエII(2014年製作の映画)
2.0
「日本人の中では彫りが深い程度の役者が古代ローマ人を演じてるww」みたいな野暮ったいツッコミはしませんけど、前は丁寧な段組があったのに比べて、今回は非常に適当な作りの映画という印象をうけた。ご都合主義的ではあるものの前作には一応タイムスリップする理由と仮定がちゃんとした段階を踏んで描かれていたのに、今回はその部分がかなりいい加減な気がする。いきなり現代の日本に来てすぐ帰っちゃうので、事の重大さは全然伝わって来ない。簡単に行き来できるんじゃねえか!みたいな。あとタイムスリップするとき挿入される指揮者の映像が後半はだいぶスベっていた。
カルチャーギャップコメディ的な部分は前作同様に面白くて、相撲とかラーメン屋とかは所々笑っちゃうんですけど、そこ以外は別段みるところはない。
エンドロールが流れ始めたのにダラダラダラダラ話が続く映画はすごく印象悪い。