本来縦軸に伸びている差別的な社会構造を、横軸で可視化する脚本。
ハリウッドの主張が強すぎず、ジメッとした雰囲気。これは、韓国の血がいい形で混じったなぁと感じました。
最近見たスリラー映画Usでも描かれていた「下の人間が上に這い上がる難しさ」が、車両を進む困難さにより、かなり的確に表現されていました。
ただ、他のレビューにも散見されるように、設定が漫画。そのため、列車外の事も扱われだす後半になる程、物語の熱も下がっていきました。←上手い(自己満)
個人的に、ハリウッド作品(+キャスト)をポンジュノ監督が扱う事に最初は慣れなかったです。
ポンジュノ作品にクリスエヴァンスがいるのがなんだか違和感で…。(悪い訳では全くない。)
