このレビューはネタバレを含みます
中学だったか高校だったか、自主学習の時間に先生が見せてくれた作品。
あの時は勉強しながらだったからあまり覚えてなくて、ただ、階段のシーンが印象的だったことだけははっきりと覚えていた。
こんなにいい作品だったのか。
新海誠はやはり日常にフィクションを溶け込ませるのが上手いなと改めて感じた。
日常にありふれる些細な音や動きに注目して、シーンを魅せる。世界を彩る。
画はもちろん音も素敵だ。
読み聞かせるようなモノローグも、小説的な心情描写も、贅沢なオーディオブックを聴いているような心地になる。
約45分でこんなにも魅力が詰まっている。
また観よう。