一言で言うと、好き。
ドコモタワー、新宿駅構内、そして御苑。
都心の寄る方なさを感じさせつつ、
雨の東家という閉ざされた空間を描き、
年齢差があるからこその距離感が保たれるために、
こうなるかもしれないって説得力がある。
恋愛っていうのはその他全てに対する思考停止を促す魔薬だと思っているから、
お互いにそこに寄りつくまいとしつつ、
実際にそこに拘ってられない事情まで描いてくれるので、
やっぱりバカ映画にならないんだよな。
設定の細かさがちゃんと効いてくるから、
新海誠は信頼できるって思ってます。
好きです。
まぁあの最後の日はとりあえず一回部屋戻ってやることはやったと解釈してるけど、
本当に傷と孤独を説得力をもって描く人だから今後も期待します。