メランクさんさんの映画レビュー・感想・評価

メランクさん

メランクさん

Winny(2023年製作の映画)

5.0

韓国の最近の実話を基にした作品を見て、
日本にはなかなかこういうのないなぁと思ってたけど、
すいません!
これは本当に素晴らしかった!

純粋に社会に有意義はものを作ろうとした開発者に対して、
著作権
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言の葉の庭(2013年製作の映画)

5.0

一言で言うと、好き。
ドコモタワー、新宿駅構内、そして御苑。

都心の寄る方なさを感じさせつつ、
雨の東家という閉ざされた空間を描き、
年齢差があるからこその距離感が保たれるために、
こうなるかもしれ
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真夜中の虹(1988年製作の映画)

5.0

U-NEXTの紹介文で知ったけど、
労働者三部作の一作なんですってね。
一番最後の「マッチ工場の少女」を先に見てて、
今作が真ん中。
一番古い「パラダイスの夕暮れ」はこれから。
ということで全く逆の順
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市民捜査官ドッキ(2024年製作の映画)

4.0

ようやく2025年の映画初め。
配信すらも見ずに11日なんて例年にない遅さ。
何見ようかと新宿でかかってる作品を探してる中で発見。
「衝撃の実話」って言ってる韓国映画なら大丈夫だろうと詳しく内容知らず
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小学校~それは小さな社会~(2023年製作の映画)

1.0

「私たちは、いつどうやって日本人になったのか?」

という個人的にはぎょっとするキャッチコピーを見て、
どちらかと言うと公教育を批判的に捉えたドキュメンタリーかと想像してたんだけど、
直前に聞いた情報
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チャレンジャーズ(2023年製作の映画)

5.0

電子音使いで笑っちゃったし、
終始、セクシーでした。

夏目漱石も村上春樹も
三角関係がいかにエンターテイニングかを知らしめてきたわけだけど、
今作はその男性間の盛り上がりを強調することと、
間に立つ
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モアナと伝説の海2(2024年製作の映画)

3.0

先日、一作目を6歳娘と観賞して、
映画館に行ってきました。
8月に行ったインサイドヘッド2では途中で一度外に出なきゃなりませんでしたが、
今回は最後まで我慢できました。
とは言え、途中で完全に飽きてま
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

4.0

映画館で見たかったんですが、
もう配信も始まったということで観賞。

アメリカで起こった内戦をジャーナリストの視点から描くということで、
内戦のきっかけや詳しい戦況には触れず、
ホワイトハウスの陥落を
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型破りな教室(2023年製作の映画)

5.0

教育畑の人間なので見なきゃと思いつつ、
近年は仕事で悩んでたこともあり、
こういう系のやつ見るのがちょっと怖かったりもした。

しかし仕事が望んでた方向に展開しており、
今作はまさに今やろうとしてる方
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ニューオーダー(2020年製作の映画)

5.0

クリスマスのまったりした午後に恋人とリビングで見る作品じゃなかったーー!

もっと得体の知れない生物が緑の液体撒き散らす的なやつかと思ってたらぜんぜん違った!

結局、軍が貧民を使って仕掛けたクーデタ
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侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

4.0

今年観なきゃいけない作品だと思ってましたが、
なんとか間に合いました。

覚悟してたけどインディーズ感のある笑いや
本当だったらこうはなんないだろっていう設定のゆるさは気になりました。
心配無用の助を
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どうすればよかったか?(2024年製作の映画)

5.0

そうだろうとは思っていたけど、
とにかくきつい話だった。

統合失調症である姉に適切な治療を与えず、
「健康である」という診断だけをお守りにして
実質的に家に閉じ込めておく両親。
弟は悩みながらもなん
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

5.0

こういうアニメは何となく娘と見たいと思って見ずにいたのですが、
やっとその夢が叶って娘と観賞。

とは言え、娘は早々にYouTube見始めちゃいましたが。
6歳にはやっぱ長いかなぁ〜。
2を劇場に行き
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インシディアス(2010年製作の映画)

4.0

娘6歳と見るホラーシリーズ。

私が見たかった作品の中から選ばした結果、
娘は序盤で離脱しましたが最後まで見ました。

パラノーマル・アクティビティっぽい話なんだけど、
あ、家の問題じゃないんだってい
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人生はビギナーズ(2010年製作の映画)

5.0

マイク・ミルズだからオシャレです。
装飾とかガジェットじゃなく、
会話やことの運び方がオシャレですよね。

加えて、今作は恋愛映画だと思うんだけど、
父親も息子も一般的じゃないだけに
ものすごく自分的
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ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)

5.0

話題だったので恋人と観賞。
たまたまドリームシナリオとの夢の二本立てとなりました。

町山さんがラジオでパストライブスみたいな展開って言ってたし、
最後にあの曲が流れるとも言ってたので、
あーそんなこ
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ドリーム・シナリオ(2023年製作の映画)

5.0

最近、同僚(58)が暴力沙汰を起こして辞めたってことがあり、
どうしてもその人のことを考えちゃったなぁ。

誰かが夢に見ることは自分ではどうしようもない。
そのコントロールの効かなさが、まさに中年男性
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

4.0

公開時から気になっていたけど、
韓国の時代劇は初めてかも。
とは言え中国のは見てたし、近い感覚だった。

鍼師を主人公にするっていうのはとてもアジア的だし、
これまでなかったおもしろさがありました。
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ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録(1991年製作の映画)

5.0

いや〜こうして社会人になってから見ると、
本当によくやったな〜と感心する。
ゴッドファーザーの成功があってこそだし、
やっぱりコッポラのリーダーシップってすごいんだろうな。

よく知られているマーロン
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ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ(2024年製作の映画)

5.0

すでに近隣では一日一回上映になってるけど、
なんとか仕事終わりでチャンスをゲット!
映画館に間に合ってよかったよぅ〜😭(ちさと風)

まずは序盤のあっちゃんとちひろのやりとり最高!
あっちゃんのキャス
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動物界(2023年製作の映画)

5.0

どうしてもランティモス感を汲んでしまうフライヤーで興味を持ちました。
ただ予告見た感じでロブスターみたいなんでは全然ないかなと思いつつも、
とりあえず行ってみました。

動物に突然変異してしまうという
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N号棟(2021年製作の映画)

3.0

娘とポテチ食いながらホラー見るシリーズ。
とは言え、娘はセレクトしときながら最後まで見れることは滅多になく、
今作も途中で別室に行っちゃったんだけど、
私はわりと先が気になったので最後まで見ることに。
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退屈な日々にさようならを(2016年製作の映画)

5.0

ENBUゼミって聞くと濱口竜介作品を思い出す。
しかも今泉力哉なんだからきっとおもしろいんだろうなと思いつつも、
長いから見てなかった作品。

冒頭からだいぶ笑いました。
おっぱいの話なんでコンプラ的
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対峙(2021年製作の映画)

5.0

面会の会場となる教会の一室をセッティングする冒頭。
なんとも言えない教会スタッフと面会をセッティングした女性とのやりとり。
そしてやってくる当事者である二つの夫婦。
いい感じにどんな話か忘れてたので、
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僕たちは変わらない朝を迎える(2021年製作の映画)

5.0

市子の監督ということでマイリストに入れてた中の一作。

「理想じゃなく、現実の中の希望を書け」
という津田寛治の言葉が軸になる作品。

主人公の燻り感と、恋愛を引きづりつつ、
もはや手に届かないながら
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淑女は何を忘れたか(1937年製作の映画)

5.0

久々に小津を見ました。

これまで見てきた作品とはだいぶテイストが違う印象。

まず奥様方の軽妙な掛け合いで始まる感じが新鮮だし、
なんといっても今作は節子のキャラ。
なかなかに緊張感のある叔母と姪の
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怪談新耳袋 劇場版(2004年製作の映画)

4.0

ラジオで散々親しんでる三宅さんなんだけど、
本業にはぜんぜん触れてなかったこともあり、
全話の脚本を務めている今作を観賞。

監督が違うだけあって各話だいぶテイストが違うんだけど、
心霊現象についてバ
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わたしは金正男を殺してない(2020年製作の映画)

5.0

ずっと見たかった作品。
いつのまにかU-NEXTにありました。

ドッキリ動画の撮影だと騙して2人の若い女性が実行犯になったって話は知ってたけど、
逃げ遅れて勾留された3人をろくに取り調べずに送還して
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憐れみの3章(2024年製作の映画)

5.0

もう上映回数一日一回になってたけど、幸いちょうどよい時間だったのでよかった!
本当に映画館間に合ってよかったよ😭

たしかにpoor thingsや女王陛下よりもむしろロブスターや籠の中の乙女に近いテ
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E.T.(1982年製作の映画)

5.0

ちゃんと見た記憶がなくて、
たぶん初めてフルで見ました。

とにかく感じたのは、
子どもだけが見えてる世界が徹底されてて、
それは大人が見ようとしない世界であり、
大人はひたすら邪魔で有害で話をややこ
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エイリアン3(1992年製作の映画)

4.0

よくわかってなかったけど、
フィンチャーはセブンより前にこれを撮ってたのね。
評判が悪いからずっと見てなかったけど、
期待してなかった分楽しく見れた。

CGのエイリアンが小さくて動きがカクカクしてて
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

5.0

こんな作品だったのか!

テクノという人ならざるものを通してこそ考えさせられる人間性。
何かを回避しようとする結果として、
何かに直面せざるを得ないという現実。

アジア系を養子にしながらもクローンに
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エイリアン2(1986年製作の映画)

3.0

こちらも一回は見てると思うけど、完全に内容忘れてました。
地球に戻ったら会社の人間がクソだし、
海兵隊も本当にみんな勝手すぎる。
終始コミュニケーションが破綻しすぎていてイライラする。
ちゃんと説明を
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ぼくのお日さま(2024年製作の映画)

5.0

とにかく画の美しさにうっとり。

前作を是枝監督が高く評価してるってことで知ったけど、
今作の「月の光」使いも含めてむしろ岩井俊二な感じが印象に残った。

舞い散る雪にうっとりしてる冒頭から、
タクヤ
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エイリアン(1979年製作の映画)

5.0

娘6歳が見るというので久々に観賞。

だいぶ内容は忘れていて、
序盤にリプリーの判断が無視される件も、
ちゃんと後半に理由が明らかになり、
そもそもの欺瞞が徐々にわかってきて、
しかもその全貌が明かさ
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

4.0

一作目に続き、娘6歳とホラー見るシリーズ。

一作目で「プリケツ女」って言って入ってくるルームメイト役だった伊東純也が
今作ではまさかのループ当事者となり、
しかもループの原因を作ってたのが彼だとわか
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