メランクさんさんの映画レビュー・感想・評価

メランクさん

メランクさん

映画(168)
ドラマ(7)

彼女が消えた浜辺(2009年製作の映画)

5.0

やっぱファルハディ最高。

何事もなければ問題にならなかった浅はかな選択。
お互いによかれと思ってやってることが招く最悪な結果。
慣習と現代化の軋轢。

他の作品にも共通する問題意識と割り切れなさが詰
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

原作未読だけど、作品で震災を描くってこういうことだと思う。
私はこの作品で自分がいかに震災を忘れたいか、自分がいかに震災後の世界を受け入れたくないかを思い知らされ、深夜の高速を東北へと進む車が上空から
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神宮希林 わたしの神様(2014年製作の映画)

4.0

録画したままずっと観てなかったけどこのタイミングで見ておこうかと。

でも希林さんはあくまでナビゲーターで、描かれているのは「神」をめぐる日本人の慎ましさ、いじらしさ。

もちろん希林さんらしいユーモ
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予兆 散歩する侵略者 劇場版(2017年製作の映画)

3.0

散歩する侵略者がよかったので期待して見たけれど、こういうことじゃなかったな。

まさかさらに「愛」を畳みかけてくるとは。

ガイドの設定の差異や、概念を盗むという行為の段取りがより散らかった感じが乗れ
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

5.0

逃げ出したくなるほど悲惨な現実と醜悪な人間の姿。
静寂と雪しかないインディアン保留地は、人々が目を背けようとするからこそほとんど無法地帯となってしまっているということだろう。

しかしだよ、「やれる場
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ウォッチメン(2009年製作の映画)

5.0

かつての絶対的な「正義」が否定された世界で、正義を体現していた人々のそれぞれの現在を描かれる。

正義とは何か?平和とは何か?

ウォッチメンの軌跡は、第二次大戦後に繁栄を極めベトナム戦争の敗戦から冷
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バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

4.0

バーフバリ・シニアが最後まで貫いた祖国への忠誠心と誠実さを思うといくらジュニアが奪還したとはいえ複雑な気持ちになるけどな。

ただ前篇では常に正しかった国母が老害になっていくリアルさがたまらない。
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

4.0

やっと見ました。
見はじめて1時間くらいしたとこで「あれ?これ二作目か?」と不安になり確認しました。
大丈夫でした。

前半は音楽多めで女の子にタトゥーとかメイクとかしたりする辺りわりとぶっ飛んでて不
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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

5.0

いま確認したらちょうど一年前にクリーピーを見たらしいんですが、
それまで黒沢清監督作品に苦手意識があったのが急に開眼したのがクリーピーでした。

以降、岸辺の旅、キュアとすごく好きだったんで前に見て無
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アポカリプト(2006年製作の映画)

5.0

ずっと見たいと思ってたら、アマプラにあるじゃないか!

少ない手がかりから想像するしかない時代の話をこんだけのスケールで描いてるというだけでおもしろいし、その意味で街へと入っていく辺りではものすごい興
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.0

「俺たちに明日はない」に対する現代のマジレスという感じがした。
それは主にベイビーが介護を抱えてたり、デボラがウェイトレスやってたりする一方で、ボニー&クライドそのまんまの2人すらも複雑な背景を匂わせ
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

5.0

いま東京の映画館に行くチャンスがなくなってしまったので、
こんな奇跡的なヒットがなければ見逃すとこだったよ。
地元に来てくれてありがとう(TT)

冒頭の長回しが切れてからの平場のテンポがよく、
わず
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ヴィクトリア(2015年製作の映画)

4.0

マジでワンカットなのね!
長いけど、しっかり見れちゃった!

ヴィクトリア、着いてっちゃダメだ!帰るんだ!と思って前半を見ていると、
中盤でヴィクトリアがなんでそんなことしちゃうのかがちゃんと描かれ、
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

4.0

前作はすんごい面白かった記憶だけあったけど、きっと今作も同じような感じで残るんじゃないかな。

火山が大げさに爆発してる予告編を見てて、しかもそれが序盤から来るもんだから2時間大丈夫かなと心配してたが
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2016年製作の映画)

4.0

2人の人物の間に生まれた、たった一瞬の濃密な時間。それは一方の人物の大きな転換点となり、歴史を変える出来事でもあった。
しかしもう一方の人物はあくまで平凡なタクシー運転手であり、重要なことは世界や国の
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.0

同じ女優さんでテーマ的に近い「ブルックリン」を昨夜見たわけだけど、ぜんぜん別人に見えてすげーと思った。

母と娘の関係をうまく描いてるな〜っておっさんの私は想像するしかないのだけど、
似たような複雑な
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長屋紳士録(1947年製作の映画)

5.0

ちょうど「万引き家族」の公開中で是枝監督の家族観について考えてたタイミングでたまたま観賞。
今作では血縁のない老女と少年が家族になりかけるという話だけれど、小津は「東京物語」でも血のつながりのない原節
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ブルックリン(2015年製作の映画)

4.0

もんすごい自分の人生を思い出した作品でした。
もちろん時代や状況は違えど、この場所にいてはいけないという切迫感と新しい場所で生活することの緊張感を思い起こされたし、
故郷に帰ることによる吸引力と、改め
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デッドプール2(2018年製作の映画)

5.0

ワールドカップ中は映画館行くの諦めかけてたんだが、グループAが2節で進出チーム決まってたんで遠出することができました。

ちなみにデップー1やガーディアンズ1、さらにローガンまでは地元で字幕版やってた
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約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯(2012年製作の映画)

4.0

「二人の死刑囚」という別なドキュメンタリーで概要は知っていたが、今作で改めて検察による捜査の杜撰さと、再審請求を棄却し続ける裁判所の不合理さを知り、本当にクソすぎる現実に言葉を失う。

真犯人について
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万引き家族(2018年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

正直なところ、好みとしては前半のまま警察の介入なしでフィニッシュ決めてほしかったという思いはある。
要するに「誰も知らない」型ですね。

ただ後半に「きみはいい子」共演組(いい子組)の出現によって、「
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脱獄広島殺人囚(1974年製作の映画)

3.0

動物的反復。
サッカー選手がずっと相撲の土俵の上で戦っているような滑稽さ。
しかし、それが人間。

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

5.0

ファーゴか!

ウェイトレスの母親が稼いだ金を全てつぎ込んで娘を一流の選手にさせる話なんだからむっちゃいい話なのに、その母親が本当に人でなしのクソでトーニャは虐げられ、男もやはり暴力的なやつを選んでし
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孤狼の血(2018年製作の映画)

5.0

単純におもしろかったです。

正義感を抱いた若者が権力のバックアップを受けて目の前の「悪」を暴いてやろうとするのだが、その対象とされる人物はそんなことはお見通しで、自分なりに考えてきた正義を貫いている
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

5.0

序盤でフランクリンが土手から転げ落ち、不吉なニュース音声と死体。
不穏な雰囲気は途切れぬことなく突然の惨殺シーンへと繋がり、あっという間にリーチ。
なんという呆気なさなんだと思ったら、そこからが意外と
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グーニーズ(1985年製作の映画)

3.0

ぜんぜん見たことなくて、内容もほぼ知らずに観賞。

両親が経済的に苦しくて家の立ち退きを迫られている主人公が、友人たちといられるのもこれが最後なんだと噛み締めながら冒険をするってだけで胸熱だ。

そし
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オマールの壁(2013年製作の映画)

4.0

シェイクスピア悲劇のような話かと思ったら、アシュラのような映画っぽくもあり、思ってた作品とだいぶ違った。

普通に見える青年たちが警備員を撃ち殺すことがどれくらいリアリティのあることなのかピンとこない
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エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に(2015年製作の映画)

5.0

大学に入学して授業が始まる前の三日間を遊びまくるという話。
序盤からぶっ飛ばすリア充たちに、こんなこと2時間も続けられるのはきちぃなと思った。

そして本当にそんなことを2時間も続けるだけなのに、見終
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マイティ・ソー ダーク・ワールド(2013年製作の映画)

2.0

お母さんはお腹刺されて死に、ロキは貫通してたけど死なない。でもソーは死んだと思ったんだからあれはアスガルドの標準的な人は死ぬダメージということなのかな?ハルクにぶん回されても気絶してただけだったし、刺>>続きを読む

デトロイト(2017年製作の映画)

5.0

完全なる胸糞映画。

当時のデトロイト全体の雰囲気からギュギュッとモーテルに集約されていくまでのテンポがよく、それぞれの人物の特徴がちゃんと理解できた中で事件が起こるのでそれだけ恐怖が伝わってくる。
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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

3.0

音楽と映像が作り出す独特な世界は魅力的だけれど、話がものすごく地味で暗くてびっくりした。

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.0

このためにこれまで観てこなかったMCU作品をほぼ総ざらいして万全の態勢のつもりだったのに、冒頭が明らかにまだ見てないバトルロイヤルの流れだったのには軽く舌打ちしました。
とは言え、やっぱり次から次へと
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機動戦士ガンダム F91(1991年製作の映画)

3.0

けっこう基本的な設定すらわからぬまま話が進行していって次々に出てくる人が誰なのかもよくわからないうちに死んじゃったりするのが淡々と続くのでけっこうきついと感じた。

ただ納得いってない戦争に巻き込まれ
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マイティ・ソー(2011年製作の映画)

2.0

けっこう脚本が酷かった。
他のMCU作品見てからだからかもしれないが、心理描写も各人物の動かし方も不自然だなぁってずっと感じてしまってた。

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

成功した人がずっと引きずってる後悔。
しかもはたから見ればイケてないとこから大逆転したはずなのに、どうしてもその過去から抜け出せない。
自分もそうだったからイケてないやつにとって「いってたらいけたのに
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.0

意外と長さを感じなかった。
原作をほどよく忘れてたのもよかったのかも。

信ずるところのものに裏切られる経験というのは何も宗教に限ったことではないし、結局そういった不条理というものは日々のニュースから
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