メランクさんさんの映画レビュー・感想・評価

メランクさん

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医学生 ガザへ行く(2022年製作の映画)

4.0

エラスムスでガザ地区の大学を選んだ医大生を追うドキュメンタリー。
解説によると、爆発性弾丸による外傷について論文を書くためにガザを選んだとのこと。
ガザを選ぶ学生は史上初とのことでメディアでも話題にな
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

5.0

12歳で両思いだった男女が12年後にSNSで繋がり、 Skypeで仲を深めていくのだが…

っていう展開から、まぁ再会することはわかっているし、果たしてどうおもしろくなるのかが読めなかった。
SNSっ
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本物のオッペンハイマー(2023年製作の映画)

2.0

明らかにノーランの作品を念頭に置いた作品なんだけど、
タイトルから期待するようなオッペンハイマーのドキュメンタリーではなく、
原爆開発の話でした。
もっと「オッペンハイマー」の補足を期待したんだけど、
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.0

公開前にビジュアルとキャストが出た時点でやっぱすんごい期待するんだが、
フレンチ・ディスパッチで自分の中ではもうウェス・アンダソンはいいやってなってて、
さらに見た人の感想が意味わからないとか絵はいい
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ビニールハウス(2022年製作の映画)

4.0

ものすごい荒野にポツンとビニールハウスがあるんですが、
あれは韓国ではよくあるのかな?
あんだけ人混みから隔絶されてると逆にいいじゃんとも思っちゃった。
まぁ冬は死ぬほど寒いだろうけれど。

主人公が
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

5.0

DUNEで味をしめ、映画サービスデーを利用してグランドシネマサンシャインIMAXで観賞!

もっとも緊張感の走る終盤の核実験シーンを見るだけでも、IMAXの価値があります!
とにかく長いカウントダウン
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コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー(2022年製作の映画)

4.0

映画サービスデーで時間が合ったので入ってみたけど、
これはぜんぜん知らなかったし、観てよかった😭

アメリカではいまだに妊娠中絶について議論されてるわけだけど、
当然、不本意な妊娠をする方はたくさんい
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わたし達はおとな(2022年製作の映画)

5.0

こんな作品は本当に観たくないし、
こんな作品に会いたくて映画を観てるとも言える。
本当にマジでこんなことを描くのってどうかと思うし、
こういうことこそ描くべきだと思う。

とにかく人として嫌な部分をえ
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そして人生はつづく(1992年製作の映画)

5.0

「友だちのうちはどこ?」の主演の男の子を探すため、
地震の爪痕が生々しい被災地をドライブする監督と息子。

実際に監督が演じてるし、映ってる被災地も被災者もリアルなんだが、
急に「友だち〜」に登場する
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

2.0

ひたすらグロがきつくて、
その割に乗り切れないのがRAWを彷彿とさせるな〜と思ったら、
RAWの監督なんじゃん。

ということで明らかにこの監督は合わない。

信じたいものを信じるっていう部分は全くそ
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

初グランドシネマサンシャイン・レイザーIMAX!
レイザーIMAXは大阪でキメたことあったけど、
なるほど、これはクセになりそう!
DUNEは間違いなくIMAXがいい!

正直、一作目がぜんぜん乗れな
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ピアノ ウクライナの尊厳を守る闘い(2015年製作の映画)

3.0

戦下におけるピアノ奏者2人の話。

音楽の力を信じ、演奏するけれど、
もちろんわかりやすい効果を上げるわけではない。
それでもロシアのヒット曲に妨害を受ける中での演奏や、
調律をしっかりやろうとする部
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.0

娘と週末にポテチ食べながらホラー見るシリーズ。

まず2ちゃんの投稿から着想を得てるってのはわりとワクワクするんだけど、
それが映画になるときにクソつまんなくなりそうな感じはするから
まぁ娘が選ばなけ
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バッド・チューニング(1993年製作の映画)

4.0

疲れてるから楽しいやつ見たいなってときに
私のマイリストは無能すぎるんだけど、
まぁここら辺なら大丈夫かなと思って観賞。

しかし!冒頭のフレッシュマンに対する無意味な体罰、
女子も女子でケチャップか
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オスロ・ダイアリー(2018年製作の映画)

5.0

「オスロ合意」という言葉は知っているし、
ビル・クリントンを真ん中に置いたイスラエルの首相とアラファト議長が握手するビジュアルは記憶にあったけれど、
結局のところパレスチナの問題は今日までずっと続いて
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

5.0

あ〜忙しすぎて感想書かないまま時間経っちゃったよ😣
とりあえずめっちゃおもしろかった!
でもお酒に酔いしれてたんでだいぶ覚えてない。
けど、間違いなく好きなテイスト。
何ヶ所か爆笑した。

文学界への
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

5.0

ついに来ました、ル・シネマ!
渋谷TOEI行ったことなかったからいろんな意味で新鮮でした!

なんの予備知識なしで観賞しましたが、
なんと倦怠夫婦ものじゃないですか!
明らかに倦怠夫婦ものの新たな傑作
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ガザ 自由への闘い(2019年製作の映画)

5.0

知ってるつもりだったけど、
ぜんぜんわかってなかっな。

無料公開中らしいので、ぜひ見てください!

入植が続く西岸地区と違って、
ガザ地区は安定してるもんと思ってたけど、
マジで意味がわからんレベル
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

5.0

WOWOWで2週間限定だってことで見た。
大塚明夫の日本語ナレーション版ということなんだが、
フランス語で字幕の方が雰囲気出たな〜と思ってました。
そしたらU-NEXTで字幕版見れるんじゃん!

まぁ
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貞子(2019年製作の映画)

2.0

娘5歳と休日にポテチ食べながら映画見よう第3弾。
これまで話し合いながらプレデター、アナベルと一緒に決めて見たんですが、
ようやく最後まで一緒に見れました。
娘は今のところホラーに興味があり、邦画がい
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

5.0

これを観て改めてミッドサマーとかヘレディタリーとか笑ってよかったんだって確認できた。
まぁほぼ満席の館内はあんま笑ってなかったけれども。

変な映画だってことは覚悟していたけれど、
冒頭からノンストッ
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

5.0

三宅唱監督は毎回すごくいいんだけど、
こうやって言葉にするのが難しいです。

ここにいるべきじゃないって思ってる山添も、
コミュニケーションを予防線で埋めようとする藤沢さんも、
自分の抱えてる問題があ
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

5.0

ちょうどタイミング合ったのでIMAXで観賞できました!
ずっと観たかった作品なのでA24ありがとう!

「アメリカン・ユートピア」を観てたけど、
40年前にもこんなことやってたのか。
トーキングヘッズ
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アナベル 死霊館の人形(2014年製作の映画)

3.0

アナベルの人形の気持ち悪さが圧倒的なだけに、
それを家に置いておくっていう神経が理解しにくい。
あんな顔した、あんなサイズの人形って一般的だったんでしょうか?
少なくとも、それを喜んで家に置いてること
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わたしの、幼い息子イマド(2021年製作の映画)

5.0

冒頭からイマドのインパクトがすごい!

2歳でISに拉致され、2年半をISの男たちと過ごしたイマドは、完全に洗脳されている。

暴力や暴言の度が過ぎていて、
幼稚園に入ろうとしても断られてしまうのだが
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兵役拒否(2019年製作の映画)

5.0

イスラエルは女性も徴兵されるということで、
じゃー徴兵を拒否するってどういうものなのか?と素朴な疑問があったので興味深く観賞しました。

当然ちゃ当然だけどイスラエルにも入植に反対する人がたくさんいて
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プレデター(1987年製作の映画)

3.0

初観賞。
にも関わらずすべての展開が知ってる感じするのすごい。

カモフラージュできちゃうせいもあって、
プレデター自身の姿が出てくるのめっちゃ遅い。
これは公開当初はどう受け止められたんでしょう?
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罪と悪(2024年製作の映画)

4.0

知人が撮影に関わっているということで観賞しました。

ヴィジュアルイメージから予想してたものと全く違って、
田舎を舞台としたノワールでした。
というかもろにミスティックリバーっぽい設定で、
しかもがっ
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フリーダム・ライターズ(2007年製作の映画)

5.0

仕事に関係するのではということで勤務時間中に同僚たちと観賞。

エリンの教育にかける熱が圧倒的なんだが、
94年LAの混沌とした公立高校のリアルがすごい。
たぶん過渡期ってことはあるんだろうが、
およ
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結婚しない、できない私(2019年製作の映画)

5.0

念願のアジアンドキュメンタリーズ加入。
気になってた今作を見ました。

高学歴ゆえに男性の求めるものや結婚することで失われるものに気づき、反発しようとするんだけど、親や兄弟は無慈悲に圧力をかけてくる。
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

ランティモス作品も5作目の観賞だと思うんですが、
やっぱり今作も年間ベスト級!
本当にこの人の世界観が好きなんだけど、
なんかどんどん独自の画が確立されてく感じがする。
今作の館内、船内、街、空の色味
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ハッピーアワー(2015年製作の映画)

5.0

本当に久しぶりの観賞。
映画館で初めて観たときには30代独身だったのが、
結婚して娘できて離婚した40代になったので、
やっぱりだいぶ違う見え方する感覚あった。
というのもあるし、
2015年の作品な
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ハンディキャップ・キャンプ: 障がい者運動の夜明け(2020年製作の映画)

5.0

こういうキャンプが実現したというのは
時代の影響が大きいのだと思う。
いろんな種類の人の権利が開かれると同時に、
今ならもっと配慮や規制が口うるさいだろうけど、
いきなり開かれたものに対して社会全体が
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アンダーカレント(2023年製作の映画)

5.0

見逃してたけどmorc阿佐ヶ谷で観れた。
あーこれは観れてよかった。やっぱよかった。

身近な人のことわかっているのか?
人をわかるってどういうことなのか?

あの序盤の命題が全てな感じがするが、
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ツィゴイネルワイゼン(1980年製作の映画)

5.0

そうか、色恋はたしかに粘つくけれど、
死もまた残されたものに粘つくよね。

肉を通り越したものとしての骨への憧憬は、
しかし誰にも叶わぬものとして終わる。

すべては肉、もの、あるいは子まで。
骨まで
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彼方のうた(2023年製作の映画)

5.0

映画界隈で絶賛されてた「春原さんのうた」は見れなかったんですが、
監督の新作とタイミングが合ったので観賞。

いまFilmarksのあらすじを読んでみて、え、そういう話だったの?ってちょっとびっくりし
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