メランクさんさんの映画レビュー・感想・評価

メランクさん

メランクさん

映画(154)
ドラマ(7)

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2016年製作の映画)

4.0

2人の人物の間に生まれた、たった一瞬の濃密な時間。それは一方の人物の大きな転換点となり、歴史を変える出来事でもあった。
しかしもう一方の人物はあくまで平凡なタクシー運転手であり、重要なことは世界や国の
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.0

同じ女優さんでテーマ的に近い「ブルックリン」を昨夜見たわけだけど、ぜんぜん別人に見えてすげーと思った。

母と娘の関係をうまく描いてるな〜っておっさんの私は想像するしかないのだけど、
似たような複雑な
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長屋紳士録(1947年製作の映画)

5.0

ちょうど「万引き家族」の公開中で是枝監督の家族観について考えてたタイミングでたまたま観賞。
今作では血縁のない老女と少年が家族になりかけるという話だけれど、小津は「東京物語」でも血のつながりのない原節
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ブルックリン(2015年製作の映画)

4.0

もんすごい自分の人生を思い出した作品でした。
もちろん時代や状況は違えど、この場所にいてはいけないという切迫感と新しい場所で生活することの緊張感を思い起こされたし、
故郷に帰ることによる吸引力と、改め
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デッドプール2(2018年製作の映画)

5.0

ワールドカップ中は映画館行くの諦めかけてたんだが、グループAが2節で進出チーム決まってたんで遠出することができました。

ちなみにデップー1やガーディアンズ1、さらにローガンまでは地元で字幕版やってた
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約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯(2012年製作の映画)

4.0

「二人の死刑囚」という別なドキュメンタリーで概要は知っていたが、今作で改めて検察による捜査の杜撰さと、再審請求を棄却し続ける裁判所の不合理さを知り、本当にクソすぎる現実に言葉を失う。

真犯人について
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万引き家族(2018年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

正直なところ、好みとしては前半のまま警察の介入なしでフィニッシュ決めてほしかったという思いはある。
要するに「誰も知らない」型ですね。

ただ後半に「きみはいい子」共演組(いい子組)の出現によって、「
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脱獄広島殺人囚(1974年製作の映画)

3.0

動物的反復。
サッカー選手がずっと相撲の土俵の上で戦っているような滑稽さ。
しかし、それが人間。

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

5.0

ファーゴか!

ウェイトレスの母親が稼いだ金を全てつぎ込んで娘を一流の選手にさせる話なんだからむっちゃいい話なのに、その母親が本当に人でなしのクソでトーニャは虐げられ、男もやはり暴力的なやつを選んでし
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孤狼の血(2018年製作の映画)

5.0

単純におもしろかったです。

正義感を抱いた若者が権力のバックアップを受けて目の前の「悪」を暴いてやろうとするのだが、その対象とされる人物はそんなことはお見通しで、自分なりに考えてきた正義を貫いている
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

5.0

序盤でフランクリンが土手から転げ落ち、不吉なニュース音声と死体。
不穏な雰囲気は途切れぬことなく突然の惨殺シーンへと繋がり、あっという間にリーチ。
なんという呆気なさなんだと思ったら、そこからが意外と
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グーニーズ(1985年製作の映画)

3.0

ぜんぜん見たことなくて、内容もほぼ知らずに観賞。

両親が経済的に苦しくて家の立ち退きを迫られている主人公が、友人たちといられるのもこれが最後なんだと噛み締めながら冒険をするってだけで胸熱だ。

そし
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オマールの壁(2013年製作の映画)

4.0

シェイクスピア悲劇のような話かと思ったら、アシュラのような映画っぽくもあり、思ってた作品とだいぶ違った。

普通に見える青年たちが警備員を撃ち殺すことがどれくらいリアリティのあることなのかピンとこない
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エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に(2015年製作の映画)

5.0

大学に入学して授業が始まる前の三日間を遊びまくるという話。
序盤からぶっ飛ばすリア充たちに、こんなこと2時間も続けられるのはきちぃなと思った。

そして本当にそんなことを2時間も続けるだけなのに、見終
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マイティ・ソー ダーク・ワールド(2013年製作の映画)

2.0

お母さんはお腹刺されて死に、ロキは貫通してたけど死なない。でもソーは死んだと思ったんだからあれはアスガルドの標準的な人は死ぬダメージということなのかな?ハルクにぶん回されても気絶してただけだったし、刺>>続きを読む

デトロイト(2017年製作の映画)

5.0

完全なる胸糞映画。

当時のデトロイト全体の雰囲気からギュギュッとモーテルに集約されていくまでのテンポがよく、それぞれの人物の特徴がちゃんと理解できた中で事件が起こるのでそれだけ恐怖が伝わってくる。
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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

3.0

音楽と映像が作り出す独特な世界は魅力的だけれど、話がものすごく地味で暗くてびっくりした。

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.0

このためにこれまで観てこなかったMCU作品をほぼ総ざらいして万全の態勢のつもりだったのに、冒頭が明らかにまだ見てないバトルロイヤルの流れだったのには軽く舌打ちしました。
とは言え、やっぱり次から次へと
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機動戦士ガンダム F91(1991年製作の映画)

3.0

けっこう基本的な設定すらわからぬまま話が進行していって次々に出てくる人が誰なのかもよくわからないうちに死んじゃったりするのが淡々と続くのでけっこうきついと感じた。

ただ納得いってない戦争に巻き込まれ
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マイティ・ソー(2011年製作の映画)

2.0

けっこう脚本が酷かった。
他のMCU作品見てからだからかもしれないが、心理描写も各人物の動かし方も不自然だなぁってずっと感じてしまってた。

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

成功した人がずっと引きずってる後悔。
しかもはたから見ればイケてないとこから大逆転したはずなのに、どうしてもその過去から抜け出せない。
自分もそうだったからイケてないやつにとって「いってたらいけたのに
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.0

意外と長さを感じなかった。
原作をほどよく忘れてたのもよかったのかも。

信ずるところのものに裏切られる経験というのは何も宗教に限ったことではないし、結局そういった不条理というものは日々のニュースから
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あげまん(1990年製作の映画)

3.0

90年の作品ということだけど、本当に時代は変わったんだなぁと思う。
伊丹十三はあんまり時代への抵抗感はなかったのかなと思う。
風俗を描きながら、その時代をわりとうまく生きた人の方に興味があったのかもし
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

5.0

年間ベスト級きた!

一人の強い女性が、何をしかけてくるかわからない不条理な公権力と対峙する。
その序盤の構図に一気に引き込まれた。

ただその構図は少しずつ歪んでいって、
看板が燃えおち、警察署も燃
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スパイダーマン ホームカミング(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

大人に望まれる形ではなく、自分自身にフィットした形のヒーローであることを選択するエンディングは素晴らしい。

という話になりきれてないのは、バードマンがご近所問題で済まないヴィランになっちゃってるし、
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コララインとボタンの魔女(2009年製作の映画)

3.0

職場で月二回、プロジェクター使って映画見ることにしたんですよ。

で一緒に見た子が「これって宗教とかセミナーみたいだな」と。
つまり、はじめはいかにも退屈な自分にとっての理想的な世界を見せてくれるけど
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アイアンマン3(2013年製作の映画)

3.0

はじめからネタバレする軽いオールドボーイだった。

おもしろいけど、雑。

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

5.0

こういう見方がいいとは思わないんだけど、町山さんの話などを聞いてケイがどういう選択をするのかは察しがついた上で序盤から見てしまうわけで、ベンが気づくよりもずっと前からケイのその判断がいかに難しく、いか>>続きを読む

MIND GAME マインド・ゲーム(2004年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

はじまりは「夜は短かし歩けよ乙女」と同じじゃんと思ったけど、見終わったらむしろ「夜明け告げるルーのうた」に似てた。

たびたび差し込まれる一見本筋と関係ないように見えるカットの数々が、実は主人公たちの
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

3.0

これこそ完全に映画館で観る作品でしたね。

今作はドクターストレンジがカルト教団のトップに躍り出るまでの話を詰め込んでてかなり駆け足な印象。
しかもサノスよりも強そうなラスボスを相手に取った戦略が座り
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ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

まさかあの運命線の話を再び繰り返すとは!
この三作で一番気になっちゃうのはやはり太一で、彼が迷いを振り切って勝負に臨むことに何よりも感動した。

またはじめはなんだこいつ?と思った周防さんが結果的によ
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あゝ、荒野 後篇(2017年製作の映画)

4.0

日本映画専門チャンネルの完全版で。

まさかこんな現代と直結したデストピアものだとは!
社会奉仕プログラムなんてネーミングからして現政権がこの作品を参考にやろうとするんじゃないかと心配になるレベル。
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

4.0

少年時代の回想がいい。
あの3人がなんかするくらいのことは観る前に知ってたから、学校の教師から母子ともにひどい扱いを受けていることにもう号泣。
職業柄、学校のひどい対応をよく耳にするから主人公たちにも
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64 ロクヨン 後編(2016年製作の映画)

3.0

そんなに悪くはなかったと思う。

ただ一番肝心な、雨宮がどうやって犯人を特定したかという部分は、まったく納得できない。
それはぜってー無理だろう。

あれはなんだったの?と思ったとこも多かったから、も
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幸せの経済学(2010年製作の映画)

3.0

上映会のために試写。
おそらく不採用。

グローバリズムの問題点を列挙してからローカライゼーションの利点へと一気に駆けていく感じで、よく言えばテンポがいいわけだけど、悪く言うと単調。

とはいえ、グロ
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シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

5.0

これはもうMCU最高傑作でしょう!

結局、アベンジャーズが国連管理下に置かれたらまずいね、やはりキャプは正しかったね、って話にはなっていないと思う。

でも両陣営のリクルーティングからスパイディを含
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