新海誠監督の短編映画
キレイな映像と雨の描写が印象的で、しっとりしたい気分の時にオススメ☆
本編が46分と短いにも関わらず、圧倒的に言葉数が少なく、雨を題材とした「音」や「空気感」、「匂い」など五感に訴える要素を繊細に描写することで言葉以上のストーリーを描き出そうとしている作品。
内容としては、青春ラブストーリーかのようだが、あまり作品の主軸となってはおらず、空気感をメインとして描こうとしているように感じた。
舞台が「新宿御苑」というのも、都会の中にポツンとある緑が主人公の境遇を抽象的に表しているようであり、切ない空気感を秀逸に表現していた。
後半の追い込みが少し強引に感じたが、短編映画であるが故のシンプルさや、世界観の描き方がとても良かった。
