戦争を生き抜いた人々の証言を通して、一人の特攻隊員の生き様を描いた作品です。彼の孫である姉弟が、生存者を訪ねながら祖父の真実を探る形で話が進みます。
この映画は、小説が350万部も売れたのもよくわかります。確かに60年以上の時を超えた愛の物語であり、戦争の記憶を現代に伝える貴重な作品だと思います。
戦争を経験した世代の思いや記憶を継承することは大切なのに、実際には、多くの話が語られないまま消えてしまっているのではないかなと思います。
日本人であれば、家系を遡れば必ず誰かしらが戦争の影響を受けたはずですなのに、私自身も祖父母から戦争の話を聞いたことがほとんどありません。
また、戦争を経験した老人たちの演技が光っていました。さらに、特撮のクオリティも高く、ゼロ戦がまるで本物のように飛び交うシーンには圧倒されました。音楽も印象的で、映画に引き込まれてしまいます。
現在の世の中が、過去の人々のおかげで成り立っているんだよなあと思います。戦争を経験した人々の想いをしっかりと受け継ぎ、自分自身の人生も大切に生きていこうと改めて考えさせられました😄。