わっしょい

ファイナル・デスティネーションのわっしょいのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

死と青春、そして死。

大多数がサクッと死んで、これまで関わりの薄かった同級生達と紆余曲折ありつつも、死の運命に立ち向かう。
予知夢を見た主人公が奇人扱いされるものの、何だかんだで一連の出来事の中心になっていく流れ。
厨二妄想っぽくて非常に好き。
日本でいうところの、ラノベとか最近流行り気味のデスゲームものみたいな雰囲気を感じる。
死の運命とティーンエイジャーものって、やっぱり相性良いなと思ったし、個人的な好みに刺さった。
この映画公開の2000年時点では、日本でもバトルロワイアルが公開されていて、こういうの流行り始めたのってこの頃からなのかなと勝手に妄想。

ホラーやグロがあまり得意ではないので、その要素が比較的控えめな本作は結構見やすかった。
首が吹っ飛ぶところとかもあんまりリアルじゃないし、車に轢かれるシーンも一瞬で画面からフェードアウトしてくれるし、精神的ダメージを負わずに楽しめた。
ただ、リアルさを求める人には、チープなつくりに見えてしまうかもしれない。

恐怖の対象が、死の運命っていう目に見えないものなのもありがたい。
気持ち悪い幽霊とか殺人鬼を見ないで済むのは嬉しい。

カジュアル層にはオススメのホラー作品だった。
わっしょい

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