わっしょい

チャイルド・プレイのわっしょいのレビュー・感想・評価

チャイルド・プレイ(1988年製作の映画)
3.4
殺人トイ・ストーリー。

超有名な殺人人形チャッキーを見たさに鑑賞。
殺人鬼の魂が人形に乗り移り、人を殺しまくる。
という作品と思っていたけれど、思ったより人が死ななかった。
調べてみると、人がたくさん死ぬのは2以降とのこと。
2以降と本作で毛色が違うらしく、2以降がブラックコメディ交じりのスラッシャー映画で、本作は正当ホラーの位置付けらしい。
が、正直な感想として、本作にもかなりコメディっぽさを感じた。
当時はこれが本気で怖がられていたのか、かなり疑問。

怖さは置いておいて、普通にブラックコメディとして楽しんだ。
チャッキーのキャラクター性が秀逸。
子ども向け人形の見た目で、悪態をつきながら人に襲いかかる。
シュール過ぎて笑ってしまう。
チャッキー自体も笑えるし、何より人形に本気でビビる大人の姿が情けなくて面白い。

パトカーに侵入したチャッキーに刑事が襲われるシーンは、怖さなんて全くなく、普通に笑えた。
座席下から包丁で狙われ、尻を浮かせながら運転するのはコメディでしかない。

チャッキーを倒した気になって、実は生きていた彼に襲われる展開にも笑わされた。
何度もこういう展開があるので、ついツッコミを入れながら見てしまう。

チャッキーというキャラクターが持つ可能性を感じさせられたし、2以降がブラックコメディ路線に舵を切ったのにも納得した。
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