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チコとリタのAのレビュー・感想・評価

チコとリタ(2010年製作の映画)
3.5
バレンタインにお勧めの映画ない?って聞かれたらこれ答えたい!大人向けビターなラテンビート恋愛映画。そして、大好きなキューバンジャズと50年代キューバが取り上げられたアニメ映画!酔いしれた!最高!お勧めありがとう@wakana❤︎
アニメーションの中でキャラクターがいきいき踊ってる。太い線や動き、アニメーションの特性を生かした街や音楽の描き方もすごく好き。恋に落ちる!
そして、キャラクターの仲違いやすれ違いで、当時の政治状況や国際情勢を読み取れる。勉強になった。
革命前のキューバの様子がよくわかる。広告!キューバに広告ってすげー違和感。資本主義経済が存在してたんだ、ってなる。夜も華やかでアメリカみたい、60年代の横浜みたい。賑やかなハバナの街を、アニメだとしても目にしたことはとっても新鮮だった。
そしてこの作品は、そのアメリカの半占領下時のキューバを、煌びやかでノスタルジーに描いてる。革命後のハバナの様子とチコの様子はどこか寂しげで貧しそう。

キューバ行ったことあるけど50年代と町並みや走ってる車があまり変わってない。凄いなー。ここまで街一つで多くの文化や歴史を背負ってる場所は世界的にも有数だろう。

前半はハバナの国営ホテルやナイトクラブのトロピカーナとか、変わらず出てきて楽しい。カサ(民泊)の感じも。
チコ&リタのジャズサントラとしても良き!
A

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