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オッペンハイマーのAのネタバレレビュー・内容・結末

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

凄く良かった、轟音は。
でも轟音だけ。ノーランのいつもの自分対世界の表現(小難しいやつ)が轟音と相まって凄いので、おおー!ってなる。息を呑むシーンもあって感動もした。大泣きした。でも、ずっと会話、冗長な会話劇ばかりで面白くない。

ここから個人的な雑感
作品はたしかに(轟音が)素晴らしいかもしれないけど、テーマがテーマなので日本人として許せない気持ちもあり、広島長崎を一切描かないこと、被害を映画化しないことに憤りを感じた。顔がペラペラトイレットペーパーみたいになってるところとか、チープすぎて激怒。許せない気持ちになりました。本当にアメリカの旗観るだけで気持ち悪くなった。これプロパガンダ映画だったら憤死してた。こんな感想は書きたくないけれど。ハリウッド映画って感じで辟易した

で。広島長崎を一切映さないこと、描かないことは、オッペンハイマー映画撮ろうと思った時点でほぼ不可能だったと思う。なんで彼の主観と外の世界を分けて描くのか?そこだけ納得できないし、ノーランの手腕のせいで、この違和感が薄まって、結局作品は素晴らしい!となることも、悔しい。間接的には描かれていたのかもしれないが、私の感性はダメだった。反戦映画として、アカデミー賞とって世界中で注目される映画、描くべきでは?

「難しかった、流石ノーラン!」みたいな感じで称賛できる作品ではなかった、TENETじゃなくてオッペンハイマーなんだから
A

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