にこ

ザ・ガール ヒッチコックに囚われた女のにこのレビュー・感想・評価

3.2
ヒッチコック作品はまだそんなに鑑賞しきれていないけど、少しみただけでもわかる、ヒロインが同じようなブロンド美女ばかりであるということが。
グレースケリーに逃げられ、代わりにティッピに自己の欲望を全て押し付けようとするヒッチコック…
男優には、ヒッチコックは「君たちは立っているだけでいい。中身は俺だから。君たちは俺の代わりの姿にすぎないんだ」なんてことを言っていたとか。
ヒッチコックは映画を作ることでブロンド美女と疑似恋愛をし、欲望を満たしていたということだ。
本作の鳥の制作秘話は、明らかに行き過ぎセクハラ監督だけど、コンプレックスの塊のヒッチおじさんのブラックな内面の一部分を再現してくれているということでかなり興味深い。
個人的に、アンソニーホプキンスのヒッチより、粘っこいトビージョーンズの方がそれっぽい感じがする。
母との間ではトビージョーンズは"かわいいおじさん"で通っているけれど笑
にこ

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