にこ

サザエさんの青春のにこのレビュー・感想・評価

サザエさんの青春(1957年製作の映画)
3.5
江利チエミのサザエさんシリーズ第一作、二作を飛ばしいきなりの三作目の懸賞でした。
ケーブルTVでシリーズ一挙放送とかしないかなぁ。

1957年公開のサザエさん実写映画、ということで、原作のサザエさんの時代背景どんぴしゃな時代です。
違和感はない、というより現代で実写化した観月ありさのものより抜群に面白い!
抜群はいいすぎかな、普通にコメディでポップで明るくて面白い!

私の知るアニメのサザエさんとは少しキャラ設定が違うような気がするのは、原作がもともとそうだったのだろうか?
サザエさんは底抜けに明るくてお転婆で女子力ゼロ感がやばいし笑
波平は威厳ある父のはずがまあまあな扱い受けてて威厳ある父はどこいった、って感じだし笑
舟はおしとやかな優しい母、という印象が、サザエさん産んだ母親だろうな、というのがありありとわかるおばさん感が違和感でした笑
カツオは、小津映画のおはようの杉村春子の糞漏らし息子だったな。坊主ではないがぴったし笑
ワカメは、スカート短いな、相変わらずな笑

ストーリーはサザエさんがマスオさんと婚約して、マスオさんのために花嫁修業をしてがんばる!っていうのが空回りするところと、ちょっとしたドタバタが起こり、結果ものすごい豪速球で見えないくらいのスピードで解決してめでたしめでたし、な、そんなTHEサザエさん、でした。
ちょっとファンシーなシーンやサザエさんが歌って踊るシーンなど、少しディズニーミュージカル映画を思い起こさせる使用になっていた様に思います。
嫌いじゃないです。

この時代の映画、嫌いじゃないです。
むしろ好きかも。
にこ

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