70年代ピンク映画でこんなエロとスラッシャーホラーを融合させた作品あるとは…!
鉄骨で裂ける股
絶叫する女からこぼれ落ちる血
股にナイフぶっ刺し
ヌードとこのシーンに被せられる甘ったるげなムード音楽(シャバダバなやつ)
そして凶器はケーキに生クリーム塗るペディナイフ!尖ってないし…そんなに切れ味いいんだろうか?なんて思わずツッコミ入れたくなる凶器なのだ。
(この男はホテルパティシェなのでいつも持ち歩いている?)
雨の夜、ヒッチハイカーの女をトラブルから殺してしまった男女。
殺人によりエクスタシーを知った男女は、次々と犯行を重ねていく。やがて男だけが暴走し、その殺人衝動に歯止めがきかなくなってゆく。
『クリミナル・ラヴァーズ』のような殺人鬼カップルの話になってゆくのかと思いきや、後半になるとエチシーンはほぼなくなり、男だけがひた走り、ひたすら裸体と殺人を繰り返す異色ピンク作。
脚本は大林宣彦監督作品やメジャー作の脚本も多数手がけた桂千穂さん。
ラストはロッキーのとあるシーンを思い出した(走り込んでるとこを遠くから映して鼓舞するシーン)。
これで終わり?なカタルシス無きエンドもなかなか衝撃的なのでは。。