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暴行切り裂きジャックのnyakoのレビュー・感想・評価

暴行切り裂きジャック(1976年製作の映画)
4.0
70年代ピンク映画でこんなエロとスラッシャーホラーを融合させた作品あるとは…!

鉄骨で裂ける股
絶叫する女からこぼれ落ちる血
股にナイフぶっ刺し
ヌードとこのシーンに被せられる甘ったるげなムード音楽(シャバダバなやつ)

そして凶器はケーキに生クリーム塗るペディナイフ!尖ってないし…そんなに切れ味いいんだろうか?なんて思わずツッコミ入れたくなる凶器なのだ。
(この男はホテルパティシェなのでいつも持ち歩いている?)

雨の夜、ヒッチハイカーの女をトラブルから殺してしまった男女。
殺人によりエクスタシーを知った男女は、次々と犯行を重ねていく。やがて男だけが暴走し、その殺人衝動に歯止めがきかなくなってゆく。

『クリミナル・ラヴァーズ』のような殺人鬼カップルの話になってゆくのかと思いきや、後半になるとエチシーンはほぼなくなり、男だけがひた走り、ひたすら裸体と殺人を繰り返す異色ピンク作。
脚本は大林宣彦監督作品やメジャー作の脚本も多数手がけた桂千穂さん。

ラストはロッキーのとあるシーンを思い出した(走り込んでるとこを遠くから映して鼓舞するシーン)。
これで終わり?なカタルシス無きエンドもなかなか衝撃的なのでは。。
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