このレビューはネタバレを含みます
幼い頃に父に捨てられたトラウマがあるのか、生きる術として八方美人になったのだろうか。最初は一生懸命に人に尽くす姿が少々ウザイのだが彼の生い立ちやオカマバーでの姿を見ると納得できる。誰からも見捨てられたくない恐怖からきているのかな。人間らしさが見えてとても良かったと思う。最終的に主人公が幸せになって良かった。
中盤からグダグダのストーリー。ecoのメッセージが不自然。資本家が環境活動家なんだろうか。実の父との再会や沖縄での漫才あたりから早く終わらないだろうかと思った。
阿部サダヲは振り切ったコメディをするから好きな俳優だがこの映画では普通。上手いから違和感なく見れるのだが舞妓ハーンの演技と似通っていると思う。今回もブリーフになっていて笑った。瑛大は若い頃はあまり上手くなかったのだな。竹内結子も違和感は無いが他作品と代わりばえしないキャラクターだった。いしだあゆみはひどい。
若いころ見た時はコメディの勢いでなんとなくごまかれて良く見えていたものが、大人になって改めてみると粗がたくさん見えて楽しめなくなってしまう。良い作品たくさん見て目が肥えたのだろうか。良いのか悪いのか。