Jun

シャークトパスのJunのレビュー・感想・評価

シャークトパス(2010年製作の映画)
2.3
ロジャー・コーマン印のサメ映画。B級モンスター・パニックとしてはその域に達していないが、有象無象のびっくりサメ映画の中では割と観れる部類だと思う。

シナリオに褒めるべき点は存在しない。軍事利用を目的とした新型生物兵器が暴走し…といういつものパターン。眠気を誘う物語に唯一価値を見出だせるのがシャークトパスの造形だ。オオジロサメとタコが融合したこのキャラクターは存在感がある。所々もたつきは感じさせるが、暴れっぷりは悪くないので、シャークトパスが画面に映っている時間はそれなりに楽しい。位置取りのおかしな定点カメラの引き画が混在したり、近距離の爆発を物ともしない主人公の不死身さなど粗だらけではあるが、妙な満足感を得た。

もちろん、いちジャンルとして確立されたサメ映画に興味のない方はスルーで。
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