Brugesこそが地獄だと 死んだら永遠に出られない
マーティン・マクドナー×コリン・ファレルの幕開けの一作。セブンサイコパスから観たが、あれとはまた攻め方が違い、鬱々とした雰囲気の中に登場人物の生きてきた道が見えてくる作品として楽しめる。
殺し屋のケンとレイが、親玉ハリーに命じられおとぎ話のような街Brugesに逗留し、レイの過去とハリーの理念、ケンの通す筋が交錯して物語が展開していく。
前半で登場した掛け合いが、後半で生かされ話に色をつけて観ていて飽きが来ない。
レイはお菓子を落とした子どもである。子人の未来に、誰が責任を取るのだろうか。