このレビューはネタバレを含みます
グザヴィエ・ドラン監督 若干24歳の頃の作品。これだけの大作をまとめているのはスゴイです
若干長いけれど、いびつな愛のおはなし。
確かにそこに愛はありそうだけど、それを取り巻く状況やお互いの求めているものはどうしても形をなさない。
最後は結局なんだったのかしらと終わってしまうのですが、LGBT関係なく、愛とそれを覆うものが合致する難しさを感じました。
人生の別のパートナーという形もあるのでは?と思いながらも情熱的な2人は折り合いがつかない様子。
後半、学校のメガネの男の先生が、男性と親しくしているように見えて、あれは自分を隠して生きている人の比喩なのかな?と思ったり…
覚悟よと言ったロランスと対照的に思えました。
一度見るより何度かかいつまんで見た方が、ああ監督はここでこういうことを表そうとしたのかなとか、発見の多そうな映画です。
でも見るのに体力使う。