原作を大昔に読んだ。アニメは基本的に子ども向けらしく、女の子たちがためらうことなく大砲を打ったり投石器を操作したりするのが清々しかった。令和の今だと、彼女たちがばたばたと死んでいくさまを入れるのが喜ばれそうだが、そういう残酷さがないのが心地よい。
「これは自分の考えだけど」と前置きをしつつ、髭の先生が「女=子宮を持つ人」と講釈していて、そこは少々落ち着かない気持ちに。それを言ったらそもそも後宮が舞台の子ども向けアニメってどういうこと?となるのだが。90年代を「ちょっと前」と捉えがちな中年だが、30年以上経ってやっぱりいろいろ変わっていることを実感した。