このレビューはネタバレを含みます
広告だけ見たら、ロボットアクション映画と思いがちなんだけど…。実は2008年8月に実際に起きた南オセチア紛争を舞台にしたヒューマン・ドラマ。ロボットは少年の空想の中にしか出てこない。「パシフィック・リム」みたいなイメージで観たら、期待を大きく裏切られる。
すごく面白いんだけど、「ロボットアクション」なんて売り込む必要はなかったと思う。ロボットアクションを売りにしているわけではないし、そもそもロボットアクションですらないから。
実際に存在する戦車や戦闘機を使ったアクションシーンは、今年一番の迫力。戦争映画=アメリカというイメージを見事に覆す出来。
ロシア映画、なかなか侮れない。