フジタジュンコ

シャーク・ウィークのフジタジュンコのレビュー・感想・評価

シャーク・ウィーク(2012年製作の映画)
1.8
ひとことでいうと、サメ版「SAW」。

アサイラム作品って冒頭で一瞬だけおもしろそうってなるんだけど、本作もほんと一瞬だけでした。最大の難点は暗すぎてサメとの格闘がほとんど見えないこと。まあショボショボセット&CGなので逆に見せたらアカンのでしょうけど…

「なぜ殺されなければならないのか」というデスゲームならではのお楽しみも、冒頭25分くらいでネタバラシされてしまうし、かつ説得力がありません。「ここ」に集められた意味が薄く、殺されるにしてもキャーキャー言ってるだけなので、何の感情も沸かず…ただ、死人が出る度にドクロマークが付いていく演出は楽しかったです。

黒幕(こいつも冒頭から出てくる)である麻薬王がわりと親切な人で、徹夜でメンバーを監視カメラで見守ってくれていたり、サンドイッチなどの食料を用意してくれたり、脱出のためのヒントをくれたりします。この麻薬王、視聴者にも親切で、サメに関するうんちくを聞かせてくれるので大変勉強になりました。