超オシャレ！ これぞフランス映画だと！
タイプライターがテーマの、スポ根映画という点がまず面白い。加えて、ユーモアも恋愛要素も盛り沢山。
そして、舞台である1950年代後半のフランス当時のタイプライターを含め、衣装や小道具類が本当魅力的。
（裏話として骨董品のタイプライターを集めたという話も知り、納得）
ドラマ部分に関しても、最初は正直パッとしないと思った（失礼！）メインの男女が、見進めるにつれどんどん愛おしくなるのがまさに映画の魅力だなぁと。
（監督のレジス・ロワンサルは、その後『９人の翻訳家 囚われたベストセラー』も手掛けてるのね。あれも独特の世界観だったなぁ）
あと、映画のコピーで「実話を元にした」とはあるけど、タイピング大会がそこまで世界中に熱狂したとは思えないので、これは「大会があったことは実話」だけど、そこからの解釈で膨らませたのではないかと思ってます。
映画の（日本での）メイン画像もとってもキュートで小粋で、全部に惹かれる作品でありました。
