chip

野獣死すべしのchipのレビュー・感想・評価

野獣死すべし(1980年製作の映画)
3.6
村川透監督と松田みゆきさんの舞台挨拶付で
地元の映画祭にて鑑賞、


作品の中に昭和の時代がありました。
大スクリーンに映された画像はざらついていて音も割れていたけれど…
角川映画全盛期の映像を、今スクリーンで見ることができたことはやはり貴重な体験だと思います。

ハデな銃撃戦、アクションだけでなく、
一人の男が崩壊していく様子を切なく描いていました。
戦争カメラマンで世界の惨状をたくさん見た彼は狂っていました。
「ランボー」みたいに。。
10㎏減量して歯を4本抜いて役作りした松田は、
行ってしまったような表情で何の迷いもなく撃ち続ける。。
そして選んだ相棒は鹿賀丈史…
彼も次第に狂っていく。。
彼と出会った酒場でのワンカットのシーンについて、非常に緊張したと村川透監督が話しておられました。
この鹿賀丈史はすごく色黒でアフロヘアだったので…
黒人かと思いました。
他にも豪華キャストがたくさん!
小林麻美さんがとても美しかった。。


村川透監督が地元の出身だということを初めて知りました。
地元の交響楽団の指揮者である村川千秋さんが、作品の中オーケストラの指揮をやっていたのですが…
監督の実のお兄さんだそうです。
こんなことも初めて知りました。
松田みゆきさんとは、優作さんの死後もずっとつきあいが続いているとのこと…
結婚当時の秘話も飛び出して、鑑賞後も楽しい時間でした。
chip

chip