松田優作の顔つきがとにかく危ない。これぞ、まさに「飼い慣れされない男」の顔だ。そんな危ない顔をしながらリップ・ヴァン・ウィンクルの話をするところなど、タランティーノ映画のような意味不明さがあって最高。
彼と同じ目をした危ない男(鹿賀丈史)をスカウトして、銀行強盗を企む。彼らがどうやって大金をせしめて逃げ切るのか。
ここがうまく成立すればノワールムービーの傑作となった筈なのに、終盤のカオスは一体何事か。最後の最後に発狂してしまってどうする? なんだかなぁ。
キャストでは、小林麻美は清楚でお美しかったなぁ。一発屋歌手じゃもったいない美貌。ドラマや映画にもっと出て欲しかったな。
BS12にて。