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愛の流刑地のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

愛の流刑地(2007年製作の映画)
4.0
ある朝ひとりの男が逮捕された。情事の果てに女性を絞殺したのだ。男の名は村尾菊治。被害者の名は入江冬香。菊治はかつて恋愛小説の旗手として注目された作家だったが、今では世間から忘れられた存在だった。「愛しているから殺した-」-事件を担当する女性検事・織部美雪は、菊治の言葉に困惑しながらも真相を探っていく。菊治は自分のファンであるという人妻・冬香と出会い、恋に落ちた。愛されることを知らずに生きてきた冬香。逢瀬のたびに心と躰を烈しく求め合うふたり。そして「首を締めて欲しい」という冬香の求めに応じ、菊治は冬香を殺めてしまう。「なぜ男は女を殺したのか、そしてなぜ女は死を望んだのか」-織部はこの疑問を抱えたまま裁判の時を迎える。そして法廷の扉が開かれた。今、愛と死の真相があきらかになる。男の愛人を死に至らしめた行為は嘱託殺人なのか保身のための殺人なのかが裁判で明かされていく。
渡辺淳一の同名小説を映画化。
豊川悦司のナィーブでセクシーな魅力と寺島しのぶのグラマラスな魅力はよく描かれてる。
なぜ寺島しのぶが豊川悦司に殺してと頼んだか?その理由には寺島しのぶの自分が死んでもなお豊川悦司を自分だけのものにしたい想いがあった。
不倫に傷ついた検事長谷川京子の目線から紐解いていくミステリー要素もあり、失楽園よりは面白かったです。
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