思いの外、泣いてしまった。ヒューマンドラマ要素もダークファンタジー要素も非常に強い。でも正統派のホラー映画としても成立している、なかなかの傑作。
謎解き的な要素もあり、ストーリーが進むにつれて、その答えも見つかり、これで一件落着かと思われたが、結末は意外なものだった。悲しいが、それも許容範囲内。
しかし、それでもママを巡る怪事件は解決されないのでは? また繰り返されるのではないか?
あの蛾の数だけ、子どもがさらわれているとしたら、まだ蛾は増え続けるように思える。
「過ち」は正されたはずなのに功を奏さなかったということは、もう一件落着はありえないのか?
続編を待ちたい。
ひとつだけ。
気が狂った女の亡霊という設定はズルイ。
苦しみや憎しみの根元、化けて出ることの目的などが不明確になり、なんでもありになってしまうから。
それはそうと、犬はどこにいったんだろ、、、
見落とした?