ゆっきー

少女娼婦 けものみちのゆっきーのレビュー・感想・評価

少女娼婦 けものみち(1980年製作の映画)
4.0
傑作!二人の男に体ばかりを求められる少女の話で、妙にアートフィルム路線。浜辺と砂浜が美しすぎるし、ヤリマンの母親と同様、屋台を引くようになる少女のストップモーションのラストカットが鮮烈。それと、内田裕也はやっぱりいい俳優だと思う。

内田裕也の肉食系大人の余裕感が妙に癪に障りつつ、こういう風に迫られたら落ちるもんなのかなぁと妙に納得してしまう。 落ちたカモメのカットをサブリミナル的に挿入する編集が異様に詩的。

オープニングの男女の自転車を前から撮るシーンも妙に青春映画チックで、まるでホウ・シャオシェンの憂欝な楽園のバイクのシーンのようだった。
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