Riehl

フリークス(怪物團/神の子ら)のRiehlのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

あまりにも有名で、又実際に演じた役者さん達が障がい者だった点も有名な映画を今更。
どうしても、重いだろうな~と後回しにしていた作品だったが、良かった。良作だと思った。

倫理観がどうこうとか以前に、
まず、映画として良かった。
障がい者役者さん、健常者役者さん、皆とにかく演技が上手い。

時代的な手法だったのかもしれないが、
悪役(クレオパトラとその彼氏~名前忘れた~)たちが、まあ解りやすく悪い!とにかく悪い!
結婚披露宴で酔って?障がい者パフォーマーたちに暴言吐くのだが、いやあ、クズ人間ですよ。思ってても到底口には出さないような台詞。(クレオパトラ役の女優さんも言ってて辛かったろうな•••本当の障がい者パフォーマー目の前にして言わなきゃいけないしね•••)

あとこれは実際のサーカスでもそうだったのかな?
障がい者だからってへんに親切心丸出しっていうお節介な感じじゃなく、同じ同僚、同じコイバナ出来る友達•••みたいな演出も良かったな。(序盤のヴィーナスちゃんとフリーダちゃんのコイバナ可愛かった♥️いつの時代もどんな状況でも女子はキラキラしたいよね✨)

何十年の時を経て、人々が閲覧できるようになった問題?作。
公開当時よりはだいぶん色々なシーンがカットされたという事だが。
観る人によってはよろしくないのかなあ?
個人的には良作だったけれど。

しかしね、この作品1930年代のですね。
"見た目が違うからって差別は良くないよ"みたいな感じですけどね。
時を同じくして、第二次世界大戦ですよ。
"見た目が同じものどうしで殺し合い"ですよ。
皮肉だね。
Riehl

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