横須賀アット

ばしゃ馬さんとビッグマウスの横須賀アットのレビュー・感想・評価

4.0
脚本家を目指す34歳の馬淵みち代は、コンクールに作品を応募し続けているが落選ばかり。コネ作りのためにシナリオスクールに通う。そこで、同じく脚本家志望の28歳・天童義美と出会う。
「俺が本気を出したらスゴイで」と言いながらも一度も作品を書いたことがない天童は他人の作品を酷評してばかり。そんな「ビッグマウス」の天童が、年上で性格も真逆な馬淵に恋してしまう。

ああ、この作品好きだ。だけど、辛い。

年齢や経済状況、人間関係、そして、才能があるかないかでずるずると時間だけが経過してしまう感覚。
やり続けるとこが重要だ!という言葉が有るが、やり続けるとこがどれだけ大変か。そして、それ以上に諦める事は大変。

なにもしてないのに口だけは達者な人も自分の中に居て、結果的にカラッポな自分を見せつけられるよう。

夢を追うってそれ相応な努力なんだ。