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ハイスクール・ミュージカルのFKDのレビュー・感想・評価

4.5
ケニーオルテガ監督伝説のトリロジー
不朽の名作
自分の青春時代の理想と思い出を形作った作品

ミュージカルといっても舞台ではなく、大筋は青春学園生活ドラマ
校舎、自宅、舞台、アリーナ色々な場所で歌って踊る
と、一見普通のミュージカル映画だが、そこはケニーオルテガ監督の魔法
ストーリーに合わせ自然な形で歌が入る
曲の歌詞もその時のキャラの心情に合わせ、分かりやすい単語で構成されいる
歌を挟んで行くごとにストーリーが深まって行きフィナーレは全員でダンス!

3作全般に言えるが楽曲がとても素晴らしく名曲揃い(モチロンサントラは買った)

ストーリーは
ティーンの思春期における友情、恋、自分の夢、親への気持ち、葛藤、学園生活全てが描かれている
歳を取った今だからわかるけど、純粋な気持ちに戻る(思い出す)事が出来る作品
胸が熱くなる

主人公トロイはザックエフロン
バスケ部キャプテン、伝説の選手だった父親をコーチにもつ
ヒロインのガブリエラが転校してくる所から始まる
出会った時、何かを感じた二人は学園でも意気投合していく
ひょんなことで歌のオーディションのデュエットに参加してしまうトロイとガブリエラ
二次選考に進むも、バスケ部や父親、チームメイトとすれ違っていく
自分の中の新たな可能性(歌)を取るのか、現実のバスケを取るのか
ガブリエラが転向してきたことで、学園を巻き込んで進んいくストーリーは見ていて引き込まれる
ライバル役のシャーペイは高飛車なお嬢様
常に自分が舞台の主役と信じており、何かにつけて邪魔や意地悪をしてくるが、気持ちのいい場面もあり憎みきれない
全編通じてシャーペイのキャラが良い塩梅に配役されていて大人気のキャラとなった(後にスピンオフ作品で主役)

歌やダンスは本人達が演じており、多人数のユニゾンダンスはお見事
全体的に俳優たちの能力も高く、ティーンの若さも相まって見応えあり
見終った後は歌を口ずさむこと間違いなし!
字幕吹き替えどちらでも良いが、日本語字幕を出しながら見ると、より一層心情が感じられてベスト
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