そこらへんのホラーより怖かったこちらの映画。鑑賞後の今となってはジャケ写を見るだけでも怖い。
スペースシャトルの外での作業中、無重力空間に投げ出された二人の宇宙飛行士。このあらすじだけでも、どんなに頑張って想像してもこれはもう助からないんではと思えてしまいます。
かなり早い段階で話は動きます。もともと91分と短い映画ですが、体感1時間も経ってないと感じるほどあっと言う間に映画が終わってしまいました。
広ーい宇宙が舞台。対して登場人物は二人だけ。ストーリーもこの極限状態でなんとか地球に帰りたい!というだけのシンプルなもの。
ですが、終始引き込まれ、酸素が薄くなるシーンでは見てる私も思わず息を止めてしまうほどで、まるで自分も一緒に宇宙を浮遊しているかのような臨場感でした。これ、どうやって撮影しているのか?
いろいろ細かい点は突っ込みどころもあったような気もしますが、映画の世界に引き込まれ圧倒された気持ちの方が勝りました。
以下少しネタバレあり。
原題「グラビティ」(重力)と邦題「ゼロ・グラビティ」(無重力)とでは意味は真逆ですが、映画の内容からはどちらでもアリです。が、やっぱり原題がいいですよね。この原題を最後に回収してくれます。
最後に、これ見終わってこう思いました。鑑賞された方は皆さんも思ったのでは?
「地球に生まれて良かったー‼」
織田裕二か!
と、ここまでワンセットで。