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ゼロ・グラビティのめるのレビュー・感想・評価

ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)
3.8
「晴れ、時々、衛星の破片」


私が宇宙に行くときはジョージ・クルーニーにそばにいて欲しいです。マット・デイモンに加えて。
この人たちがいれば心強いからきっと落ち着いていられるはず!

まさに"映画館で観るべき映画"の一本だったんだろうけど叶わなかったので、お家でスクリーンを張ってプロジェクターで鑑賞。
これは映画館だと映えただろうな~!!3Dでも楽しめそう!

これは私事なのですが、自分のブルーライトカット眼鏡が何度か気になった。
ブルーライトカットが入っていると眼鏡のレンズが黄ばんでいて真っ青な地球がちょっとくすんで見えるんです。
宇宙が舞台の映画を観るときはコンタクトにするかブルーライトカット無しの眼鏡を常備してかけた方がいいかもしれない。

宇宙には上も下も無いのだとグルングルン回る冒頭13分の長回しカットで存分に伝わってきて凄かった!私は酔わないタイプなのでアトラクションのように楽しめた!
宇宙船から手を離したら死ぬかもしれないという恐怖と不安もじんわり感じられて後々の展開に繋がっていく演出もお見事だった。

地球から宇宙を見上げると小さな悩みなんか吹っ飛ぶのかもしれないけど、宇宙から地球を見たらきっと小さなことまでいろいろ思い出しちゃって喋らずにはいられなくなりそうだなと思いました。

ストーリーは単純かつ明快だから90分というコンパクトな長さにまとめられているのも好感が持てたし、集中力も切らさずに観ることができた。

そして、宇宙から地球へ。
「重力ありがとう!!地球ただいま!!私を待っていてくれる人が誰もいなくても地球が待っていてくれるだけで十分!!生きているって最高!!」な気持ちに。
本編直後にタイトルが出る瞬間が素晴らし
い。
(確かにタイトルに"ゼロ"はいらない!)

あの『2001年宇宙の旅』と同じように無重力感覚を味わえる一本です!


P.S.
そうそう、今日お出かけをしていたら「無重力マッサージ」を見つけました。13分300円。今度また前を通りかかることがあったらやってみよう🚀💫
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