2015/5/25鑑賞(鑑賞メーターより転載)
雰囲気はとても良いのだが、もう少し掘り込んで描いてくれれば名作になったかもしれないのに、という気持ちも残る非常に惜しい作品。ロボットがゼロからスタートさせた感情を静かに彼女の琴線に触れさせる所まで成長させていく前半はどっぷりと世界に浸って観ていたが、失意の彼女を癒すロボットである自分が実は…という「リアル」的な転換があるために、かえって彼らの気持ちに近づききれずに終わった感はある。いろいろ設定は出てくる割にあまり回収できてない気もするし、この1時間強という時間の中ではやや詰め込みすぎだったかなあ。
