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パーフェクト・トラップのbibliophageのレビュー・感想・評価

パーフェクト・トラップ(2012年製作の映画)
3.6
見慣れない、馬の大群が走るロゴからスタートする映画、LDエンターテインメントという会社の作品。この作品、原題は「ザ・コレクション」なのですが、同じ泥棒が主人公で、たぶん前日譚の「ザ・コレクター」っていう作品があるとのことです。

エレナは友人に誘われて、秘密のパーティ(クラブ)へ。そこで箱に閉じ込められた泥棒、アナーキンを偶然助けます。箱は奇術師が使うような大きなトランク。このトランクが象徴的にあちこちにちりばめられます。この箱を開けたことで、ピタゴラスイッチが入り、天井から、でっかい回転する鍬が下りてきて、フロアにいた若者を刈り取ります。別の場所では、折に閉じ込められた若者の上から天井が下りてきて、ブシュ。最初15分は、コレクターの殺戮がすさまじいのです。どうやってこんな大掛かりな仕掛けができたのか、は不明です。どう考えても、搬入するには什器がいると思われます。(ま、それは良いのですが)

さて、コレクターは生き残ったモノを一人連れ去り、拷問します。エレナも連れ去られてしまいます。エレナの父親は大物らしく、傭兵を雇い、アナーキンを道案内に、娘の救出に向かいます。

アナーキンもエレナも結構頭使って戦います。アナーキンの脱出法とか、エレナの箱からの脱出はお見事でした。床に張られたピアノ線、ひっかけると上からドッカンとか。エレベータの下に損壊された死体の山とか。13+には設定されていますが、結構、ゴア描写きついかもしれません。大丈夫な方見ていただければと思います。
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