カントク

あの頃、君を追いかけたのカントクのレビュー・感想・評価

あの頃、君を追いかけた(2011年製作の映画)
4.0
‪ざっくりとお話解説すると、仲良し男子高校生5人組に共通で想いを寄せる優等生女子がいて、高校生活〜結婚式で再会するまでを描く「あの頃バカやってたけど、最高だった」映画。‬

‪序盤から下ネタ全開(変態しかいない⁉︎)で登場人物をハイスピード紹介。「大丈夫かこの映画?」と不安になりはしたものの、しっかり見せるところは幻想的なスローモーションでの使い分け、光の入り具合でノスタルジック効果、徐々に作品の世界観に引き込まれました。‬

‪それにしても我が強い個性的な五人。‬そのうちの1人の目線で描かれます。

‪勉強嫌いが恋の予感で、映画そのもののジャンルが変わるくらい勉学にのめり込んだり、かと思ったらデートシーンで付き合い始めの照れ隠し、オーバーラップ演出を抜群にかましたり、格闘映画さながらのファイト場面に切り替わったり、感動的な卒業式後、背景でバカやってたり、あえてピントをボカした場所で、面白いことやってたり、見ていてホッコリしました。‬

‪そして本作を語る上で外せないヒロインの存在。始めはムスっとしている生徒会長ポジションが、物語が進むごとに5人に影響され、喜怒哀楽が生まれるシチュエーションは見ていて胸に迫るものがありました。

‪ちなみに日本の漫画やアニメ等も登場。意外とタイ語が日本語に近い発音に驚きました。「幼稚」はそのまんま。‬

‪今年公開予定の日本リメイク、何処まで寄せてくるかとても楽しみです。‬

‪追伸:ポニーテールの破壊力がパない。5人同様に息を呑む事必須。‬
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