幼馴染の兄と政略結婚したテレーズのお話。苦痛でしかない生活に麻痺する心。変わっていく大切な人との関係性。あー辛い。幼馴染にこんな目で見られたら生きた心地しないよ。一番辛かったのは、こんなことになってもテレーズを想っているような夫ベルナールの優しさね。人は自由無くして本当の幸せはあり得ない。幼馴染を演じたオドレイ・トトゥとアナイス・ドゥムースティエが10歳くらい離れているから幼馴染とするには無理があって下手すると母と娘にも見えてくるのがちょっと残念。ですが、それぞれとっても素晴らしかった。特にジル・ルルーシュの演技が見事でした。
クロード・ミレール監督の遺作だそう。見たい作品は沢山あったのに遺作から入ってしまったけど、色々見ていきたいな。