テレーズの罪/テレーズ・デスケルウの作品情報・感想・評価

「テレーズの罪/テレーズ・デスケルウ」に投稿された感想・評価

Miiiya

Miiiyaの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

まず一番最後に感じたこと。あれだけのことがあったのに、それでも…旦那さんすごい。やっぱり愛する気持ちは、人を強くさせるのかな。

あと、いくつかテレーズの言葉が興味深かった。
彼女の頭の中では、あらゆる考えが次々に浮かび、溢れかえっている。外側からは決して見えないことが、内側で湧き起こっていたとしても、誰にも分からない。より感覚的で複雑な衝動、それは言葉などでそう簡単に言い表わせるはずもない。

でも、たいてい人々はそれを「考えすぎ」という単純な一言で片付けてしまうのだろうか。
秋野

秋野の感想・評価

3.7
雰囲気がよい 色々と恐くてドロドロしている 上手く言えないけどよかった
紫色部

紫色部の感想・評価

2.5
2018.5.2 GYAO!

悪くはないんだけど、これが遺作かぁ…とはなる。しがらみから共に解放されるはずのオドレイ・トトゥとジル・ルルーシュのラストの切り返しがこんなに窮屈で息苦しいのは何故なのか。ユダヤ人の舟の帆の赤さは強烈に目に焼きつく。
2MO

2MOの感想・評価

4.1
小鳥のさえずり、松林を揺らす風、自転車、鈴の音。手漕ぎボートに伝わるせせらぎ。駆ける少女の足音、笑い声。羊の鳴き声、轟く銃声、ヤマバトの死。

静謐な環境音の重層を前奏にして、クロード・ミレールの遺作は、愛のない結婚を“演じる”女の裏腹にある多層的な、無自覚な、混沌の情緒を浮かび上がらせる。
異常な正気に毒される正常な狂気を。
タバコを片手に、遠くを見つめ、口をつぐんだまま不実に微笑むオドレイ・トトゥの背徳への眼差しを借りて。

“忘我の境地、恍惚、激情”
それが不徳と禁じられる鳥かごで、所有物とされる女の欲望は“平穏よりも悲劇”へと向かう。
こもり

こもりの感想・評価

3.5
考えすぎの気がある女性テレーズが家のために結婚するも人生観価値観が揺らぎまくり終いに決別する話。
圧倒的フランス映画感。ボルドーのお屋敷と夫ベルナールが寝込んでた寝室の壁掛け鏡が本当に、猛烈に、可愛い。ラストのカフェでのシーンも◎夫婦ではなくなるからできる話ってあるんだなーと。地中海気候に近い()春の日に見れて良かった。
Canape

Canapeの感想・評価

3.3
幼馴染の兄と政略結婚したテレーズのお話。苦痛でしかない生活に麻痺する心。変わっていく大切な人との関係性。あー辛い。幼馴染にこんな目で見られたら生きた心地しないよ。一番辛かったのは、こんなことになってもテレーズを想っているような夫ベルナールの優しさね。人は自由無くして本当の幸せはあり得ない。幼馴染を演じたオドレイ・トトゥとアナイス・ドゥムースティエが10歳くらい離れているから幼馴染とするには無理があって下手すると母と娘にも見えてくるのがちょっと残念。ですが、それぞれとっても素晴らしかった。特にジル・ルルーシュの演技が見事でした。
クロード・ミレール監督の遺作だそう。見たい作品は沢山あったのに遺作から入ってしまったけど、色々見ていきたいな。
オドレイトトゥは可愛いだけじゃなくてこういう病んでる女性の役もうまくこなしている良い女優さんだね。夫に対する想いがはっきりと憎しみとか単純に嫌だったとかそういう感情だったわけではなくもっと複雑で説明できないもので、ただ閉ざされた環境に恐ろしい刺激を加えたかったんだろうなと思った。こういうストーリーは好きです。夫は本当に良い人だなw
まゆ

まゆの感想・評価

-
不倫ものだと思っていました。少しだけその要素もありましたが思いがけない展開に…。オドレイちゃん、神経質な鬱っぽい役柄のためなのかすごく顔色の悪いメイクで少し驚いてしまいました。華やかさが皆無。私の好きな映画、彼は秘密の女ともだちのアナイスドゥムースティエが思いがけず出ていたのは嬉しかったです。前髪ある方がこの子は似合うなあ。
s

sの感想・評価

3.5
動画【字幕】
・終始暗いけど好き
・子供時代のアンヌのハトのシーンはきつい…
・ベルナール優しいのにな。アンヌへの嫉妬もあるけど狩猟が生理的に無理だった?

このレビューはネタバレを含みます

政略結婚、義妹への嫉妬、夫の無理解、娘からの否定…。誰もテレーズの心を見ない。
絶望や虚無感に心が支配されすぎて本人も何も分からなくなっている。
テレーズという人間をこうも周りに抑圧され、自分でも押し殺していたらそりゃあそうしたくもなるよな…って同情が一番最初に出た感想。

結婚してから表情が消えて、テレーズの光のない瞳が印象的で怖さすら感じた。
でも最後自由の身になれた時の晴れ晴れとした表情と、少し光の差した瞳で新しい人生を歩いていく姿を見て救われた気持ちになった。